Ogives Big Band – Boisterous Love (2024)
Ogives Big Band『Boisterous Love』について
『Boisterous Love』は、Bristol, UKを拠点とするOgives Big Bandによる2024年作。実験性の強いロックバンドとして紹介されており、編成はBen Harris(Lead Guitar)、Steve Roberts(Lead Vocals)、Oli Cocup(Lead Drums)、Ben Holyoake(Lead Bass)の4人組という形になっている。ジャンル表記はRock、スタイルはStoner Rock、Sludge Metal。UK発の重さと粘りを前面に出した作品として見てよさそうだ。
作品の輪郭
本作は2024年にリリースされたアルバムで、英国盤。限定300枚のリリースで、ダウンロードカードも付属する。オルタナティブな音の作り込みと、バンド名の通り少し大きめのスケール感を感じさせるタイトルが印象に残る。
アーティスト紹介では、experimental、noise rock、progressive、psychedelic bandとされていて、単なるストーナー/スラッジの枠だけでは収まりきらない立ち位置が見える。とはいえ、外側を広げるよりも、まずはリフの圧、音の粘度、ドラムとベースの推進力を軸にした作品として捉えるのが自然だろう。
バンドの背景
Ogives Big BandはBristolのバンド。Ben Harrisがギター、Steve Robertsがボーカル、Oli Cocupがドラム、Ben Holyoakeがベースを担当する。Bristolという土地は、実験的なロックや重音系の文脈とも相性がよく、このバンドのプロフィールにもその空気がにじむ。ノイズのざらつき、プログレ的な展開、サイケデリックな広がりを含みながら、骨格はロックとスラッジの重心に置かれている印象だ。
サウンドの見え方
実際の音像としては、分厚いギターリフと低音の圧、そして前に出るボーカルが中心になっていそうなタイプ。ストーナー・ロック由来の反復感と、スラッジ・メタル由来の鈍い押し出しが並ぶ構図。そこにノイズロック的な荒さや、プログレッシブな構成感が重なると、曲ごとの表情はかなり変わるはずだ。
こうした作りの作品では、派手なフックよりも、リフの質感や曲の立ち上がり方が印象を左右することが多い。『Boisterous Love』も、タイトルから受けるイメージどおり、ただ荒々しいだけではなく、音の動きや密度で押してくるタイプの1枚として受け取れそうだ。
同時代・ジャンルの文脈
UKのストーナー/スラッジ系では、重さだけでなく、ノイズ感や実験性を混ぜる動きが目立つ。Ogives Big Bandもその流れの中に置けるバンドで、純粋なリフ勝負というより、音の質感や構成のひねりを含んだ作りが想像しやすい。Bristolのシーンらしい、少しひねりの効いた重音ロックとして受け止めるのがしっくりくる。
ひとことでいうと
『Boisterous Love』は、2024年のOgives Big Bandによる、重さと実験性をあわせ持つ英国ロック作品。限定300枚という小規模リリースも含めて、バンドの現在地をそのまま切り取ったような1枚として見えてくる。
トラックリスト
- A1 – /…./……. (0:15)
- A2 – Super Sanity (4:13)
- A3 – Chronic Thuggery (6:13)
- A4 – Brandishment (6:49)
- B1 – Annihilation (5:35)
- B2 – Absolute Unit (8:48)