Roxy Music – Country Life (1974)
Roxy Music『Country Life』について
Roxy Musicの『Country Life』は、1974年に発表されたアルバム。ブライアン・フェリーを中心に、アートロック、アヴァンギャルド、グラムの要素を重ねた作品として知られている。ロックを土台にしながら、曲ごとに質感や構成を切り替えていくあたりに、このバンドらしさがよく出ている。
日本盤は1977年リリース。オリジナル発表から少し時間を置いての流通になるが、作品そのものは1974年時点のRoxy Musicを示す1枚として扱われる。
サウンドの輪郭
この時期のRoxy Musicは、ギター、サックス、シンセサイザー、リズム隊がそれぞれの役割をはっきり持ちながら、楽曲の中で細かく噛み合っていく。ビートは前に出る場面もあれば、間を残して進む場面もあり、音の配置に工夫がある。ロックの推進力と、装飾的な音づくりが同居しているところが特徴的。
ブライアン・フェリーのボーカルも、この作品の軸のひとつ。歌そのものを押し出すというより、楽器群の動きと並んで曲の輪郭を作る印象がある。
アルバムの位置づけ
『Country Life』は、Roxy Musicが70年代前半に築いたスタイルを示す重要なタイトルのひとつ。デビュー以来の実験性を保ちながら、より洗練されたバンド・サウンドへ寄せていく流れの中に置ける作品でもある。アートロックやグラムロックの文脈で語られることが多いのも自然なところ。
同時代のロックの中でも、単純な演奏力の誇示ではなく、編成の組み合わせや音色の対比で聴かせるタイプのアルバムといえる。デヴィッド・ボウイ周辺や、実験性を持った英国ロックの流れと並べて語られることも多い。
代表曲について
Roxy Musicはこの時期までにいくつかの代表曲を持っていたが、『Country Life』もその流れの中にある1枚。アルバム全体で曲ごとの表情が変わるため、シングル単位というより、作品全体の流れで印象を残すタイプの内容になっている。
基本情報
- アーティスト: Roxy Music
- タイトル: Country Life
- オリジナルリリース年: 1974年
- 盤のリリース年: 1977年
- ジャンル: Rock
- スタイル: Art Rock, Avantgarde, Glam
- リリース国: Japan
Roxy Musicの70年代中盤を知るうえで、ひとつの軸になっているアルバム。
トラックリスト
- A1 The Thrill Of It All (6:21)
- A2 Three And Nine (4:01)
- A3 All I Want Is You (2:54)
- A4 Out Of The Blue (4:46)
- A5 If It Takes All Night (3:09)
- B1 Bitter-Sweet (4:50)
- B2 Triptych (3:09)
- B3 Casanova (3:22)
- B4 A Really Good Time (3:44)
- B5 Prairie Rose (5:11)