Francesco Guccini – Opera Buffa (1973)
Francesco Guccini「Opera Buffa」について
「Opera Buffa」は、イタリアのシンガーソングライター、Francesco Gucciniが1973年に発表した作品。Gucciniは1940年6月14日、モデナ生まれで、イタリアのフォーク/カンツォーネ系の流れの中で語りを含む表現を得意とするアーティストとして知られている。
この作品は、ジャンル表記ではNon-Music、Pop、Folk、World、& Country、スタイルではChanson、Spoken Wordにまたがる内容。音楽だけで押し切るというより、言葉の比重が大きい作りで、語りと歌が行き来する構成が想像しやすい。派手な演出よりも、言葉の運びや話法そのものを聴かせるタイプの一枚という印象がある。
作品の位置づけ
1973年という時期は、Gucciniが作家性を強めていた時代にあたる。イタリアのシンガーソングライターたちが、政治や社会、個人の記憶を歌詞に持ち込んでいった流れの中で考えると、この作品もその文脈に置いて見やすい。ZuccheroやLucio Dallaのようなポップ寄りのアーティストとは少し距離があり、より言葉中心のカンツォーネ/フォークの系譜に近い。
タイトルの「Opera Buffa」は、オペラ・ブッファを思わせる言い回しで、作品全体にも演劇的な感触を与えている。内容の細部は作品を通して確かめたいところだが、少なくとも形式面では、一般的なポップ・アルバムとは違う手触りがある。
サウンドの質感
サウンドは、華美なアレンジで押すというより、声と言葉を前に出した作りとして捉えやすい。Spoken Wordの要素が示す通り、朗読や語りに近い場面が軸になっていると見てよさそうだ。フォーク由来の素朴さと、シャンソン的な語り口が並ぶところに、この作品の輪郭がある。
同時代の文脈
1970年代前半のイタリアでは、カンツォーネが単なる流行歌にとどまらず、文章性の強い表現へ広がっていった時期でもある。Francesco Gucciniは、その中でも歌詞の重みを強く意識した人物として知られていて、「Opera Buffa」もそうした流れの一部として見ると分かりやすい。フォーク、シャンソン、語りの要素が交差する作品群の中に位置する一枚だ。
アーティストについて
Francesco Gucciniはモデナ出身のイタリア人ソングライター、フォークシンガー。イタリア語の言葉運びを重視した作品で評価されてきたアーティストで、公式サイトや各種紹介ページでもその作家性が前面に出ている。「Opera Buffa」は、そうしたGucciniの持ち味を確認しやすい1973年作として見ておくと整理しやすい。
基本情報
- アーティスト: Francesco Guccini
- タイトル: Opera Buffa
- オリジナルリリース年: 1973年
- リリース国: Italy
- アーティストの国: Italy
- ジャンル: Non-Music / Pop / Folk, World, & Country
- スタイル: Chanson / Spoken Word
Francesco Gucciniの1973年作として、歌と語りの境界を行き来する作品。イタリアのカンツォーネとフォークの文脈の中で、言葉の存在感が際立つ一枚だ。
トラックリスト
- A1 Il Bello (2:17)
- A2 Di Mamme Ce N’è Una Sola (4:25)
- A3 La Genesi (7:00)
- B1 Fantoni Cesira (3:00)
- B2 Talkin’ Sul Sesso (6:00)
- B3 La Fiera Di San Lazzaro (5:40)