The Cuban Heels – Work Our Way To Heaven (1981)
The Cuban Heels『Work Our Way To Heaven』
The Cuban Heelsの『Work Our Way To Heaven』は、1981年にUKで登場したニューウェイヴ作品。スコットランドのGreenockで結成されたバンドによる、初期の姿をそのまま刻んだ一枚です。ロックを土台にしながら、当時らしい軽快さと引き締まったバンド感が前に出る内容となっています。
バンドの成り立ち
The Cuban Heelsは1977年にLaurie Cuffe、Paul Armour、Dave Duncanによって結成。のちにJohn Milarkyがボーカルとして加わり、現在知られる編成へとつながっていきます。メンバー変遷のあるバンドですが、この時期の中心には、ギター、ベース、ドラム、ボーカルがしっかり噛み合うロック・バンドとしての骨格が見えます。
- Laurie Cuffe – Guitar
- John Milarky – Vocals
- Dave Duncan – Drums
- Paul Armour – Bass
- Nick Clark – Bass
- Ali Mackenzie – Drums
サウンドの印象
ジャンル表記はRock、スタイルはNew Wave。リズムはきっちり前へ進み、ギターは派手に広がるというより、曲の輪郭をはっきりさせる役回り。ニューウェイヴ期らしい整った質感がありつつ、バンド演奏のまとまりがそのまま出たタイプの作品として捉えやすいです。
同時代のUKニューウェイヴに通じる、直線的なビート感や、ロックの推進力を残した作り。派手な装飾よりも、曲の流れとアンサンブルで聴かせるタイプの一枚という印象です。
作品の位置づけ
1981年のオリジナル・リリースで、The Cuban Heelsにとって初出年の作品。バンドの初期の姿を確認できる時期の記録として、グループの輪郭をつかむうえで重要な位置にある一枚といえます。UKロック/ニューウェイヴの流れの中で、地方発のバンドが持っていた感触を伝える作品でもあります。
まとめ
『Work Our Way To Heaven』は、The Cuban Heelsの初期を示す1981年作。UKニューウェイヴの時代感をまといながら、ロック・バンドとしての基本の形が見えやすい内容です。編成の変化を経ながらも、ギター、ベース、ドラム、ボーカルの組み合わせが前に出る、素直なバンド作品として印象に残ります。
トラックリスト
- A1 Liberty Hall (2:58)
- A2 Move Up A Grade (3:30)
- A3 Where The Days Go (4:10)
- A4 A Matter Of Time (3:02)
- A5 Homes For Heroes (3:45)
- A6 The Old School Song (3:50)
- B1 Walk On Water (2:57)
- B2 Hard Times (4:05)
- B3 Coming Up For Air (4:16)
- B4 Work Our Way To Heaven (3:57)
- B5 My Colours Fly (3:00)