Cactus – One Way… Or Another (1971)
Cactus「One Way… Or Another」について
Cactusの「One Way… Or Another」は、1971年の作品として知られるアルバムで、USハードロック/ブルースロック・バンドの持つ骨太な感触がそのまま出た一枚です。アメリカ発のバンドですが、ここではEurope盤として流通しており、70年代初頭のハードロックとブルースの接点を押さえた内容になっています。
サウンドの印象
中心にあるのは、タイトなリズムと分厚いギター、そしてブルース由来のフレーズです。ロックンロールの勢いを保ちながら、演奏はかなり直線的で、リフの押し出しが強いタイプの音作り。派手な装飾よりも、バンド全体の推進力で聴かせる構成になっている印象です。
ドラムとベースが前に出る場面も多く、そこにギターが絡むことで、硬さのあるグルーヴが生まれているのがこの時代のCactusらしいところです。ブルースロックの流れの中では、Led ZeppelinやTaste、初期のJ. Geils Bandあたりと並べて語られることもありそうなタイプの音像です。
作品の位置づけ
Cactusは1970年代のUSハードロック/ブルースロックを代表するバンドのひとつで、この作品もその文脈の中に置ける内容です。派手なヒット狙いというより、バンド演奏の密度で押し切る作りが目立ち、当時のハードロックが持っていたライブ感の延長線上にあるアルバムといえます。
メンバーにはCarmine Appice、Tim Bogert、Rusty Day、Jim McCartyといった名前が並び、演奏面の存在感も強いです。Cactusの中でも、バンドの基本線であるハードなブルースロックを確認できるタイトルとして見られる一枚です。
関連するポイント
- アーティスト: Cactus
- タイトル: One Way… Or Another
- オリジナルリリース年: 1971年
- ジャンル: Rock / Blues
- スタイル: Blues Rock / Rock & Roll
- 録音メモ: 1971年2月24日
Cactusの初期70年代らしい、ロックとブルースの境目を力強く鳴らした作品として押さえておきたいタイトルです。
トラックリスト
- A1 Long Tall Sally (6:27)
- A2 Rockout, Whatever You Feel Like (3:56)
- A3 Rock N’ Roll Children (5:40)
- A4 Big Mama Boogie – Parts 1 & 2 (4:59)
- B1 Feel So Bad (5:30)
- B2 Song For Aries (3:05)
- B3 Hometown Bust (6:38)
- B4 One Way… Or Another (5:05)