Various – Puissance 13+2 (1971)
Various『Puissance 13+2』について
『Puissance 13+2』は、Various名義でまとめられた1971年の作品。ジャズ、ロック、ポップの要素をまたぎながら、ジャズ・ロック、シャンソン、サイケデリック・ロック、プログレッシブ・ロックの文脈に置かれるタイトルです。US盤として2016年にリリースされた盤で、オリジナルは1971年にさかのぼります。
作品の輪郭
Various名義のコンピレーション的な性格がうかがえるタイトルで、ひとつのバンド作品というより、複数の楽曲や演奏を通して当時の音楽性を切り取る構成として受け取れる作品です。ジャズ由来のリズム感に、ロックの推進力、ポップの耳なじみやすさが重なり、そこにシャンソン的な歌ものの要素や、サイケデリック、プログレ寄りの展開が加わる流れ。
音の質感としては、ビートの立った演奏と、楽曲ごとに色合いの変わるアレンジが見どころになりやすいタイプです。リズムは直線的に進むだけでなく、ジャズ・ロックらしい揺らぎや、プログレ的な構成の変化を含む場面も想像しやすい内容。派手に押し切るというより、曲ごとの表情の差で聴かせる作品像です。
1971年という時代感
1971年は、ロックが細分化し、ジャズと接近したスタイルや、サイケデリック以降の拡張感を持つ作品が多く見られた時期です。この『Puissance 13+2』も、そうした時代の空気の中で、ジャンルの境目をまたぐ作りに位置づけられるタイトルといえそうです。プログレやジャズ・ロックの流れと、歌ものとしてのフレーズ感が同居する点が、この時代らしいところ。
聴きどころの整理
- ジャズ、ロック、ポップをまたぐ構成
- ジャズ・ロックらしいリズムの動き
- シャンソン由来の歌もの感
- サイケデリック・ロック、プログレ・ロック寄りの展開
- 曲ごとの色の違いを楽しめるタイプの作品
まとめ
『Puissance 13+2』は、1971年のジャンル横断的な音作りを示すVarious名義の作品。ジャズ・ロックを軸にしながら、ポップやシャンソン、サイケデリック、プログレの要素が重なるあたりに、当時の広がりが見える一枚です。作品全体としては、曲ごとの表情の違いと、時代特有のクロスオーバー感が印象に残るタイトルといえます。
トラックリスト
- A1 All’s So Comic (Introduction) (2:32)
- A2 All’s So Comic (3:23)
- A3 Mekanik Kommando (5:55)
- A4 Arkham (3:16)
- B1 Un Hini A Garan (4:09)
- B2 Here’s To You (1:25)
- B3 Informer Blues (3:46)
- B4 Been Gone So Long (5:55)
- B5 Bill Bailey (2:39)
- C1 I’m On My Way (3:50)
- C2 Ils N’Ont Rien Compris (4:56)
- C3 Unfathomable Of The Seventh Time (8:10)
- C4 Aria Populaire (2:03)
- D1 Promenade (2:53)
- D2 Charles (8:40)
- D3 On A Tapé (3:00)
- D4 Iguane (5:25)