Ramones – Leave Home (1977)

Ramones『Leave Home』について

『Leave Home』は、アメリカのパンク・ロック・バンド、Ramonesが1977年に発表した2作目のアルバム。ニューヨーク、クイーンズ区フォレスト・ヒルズ出身の彼ららしく、短い曲、速いテンポ、シンプルな構成が前面に出た一枚になっている。デビュー作で示した基本形を、そのままさらに押し出した内容といえる。

作品の位置づけ

Ramonesは1974年結成のバンドで、オリジナル・メンバーはJoey Ramone、Johnny Ramone、Dee Dee Ramone、Tommy Ramone。『Leave Home』は、その初期編成による時期の作品で、バンドの初期イメージを固めた重要なアルバムとして扱われることが多い。1977年という年は、ニューヨーク・パンクの流れが広く知られるようになっていく時期でもあり、同時代のシーンを語るうえで外せない存在だ。

サウンドの特徴

音像はかなり直線的で、ギターのコード感、ベースの反復、ドラムの推進力が中心。余計な装飾を置かず、曲の長さも短めで、勢いを優先した作りになっている。ロックンロールの骨格を保ちながら、演奏のスピードと圧を前に出した質感で、のちのパンク/オルタナティヴ系バンドにもつながる土台のような響きがある。

代表的な曲

収録曲の中では「Pinhead」がよく知られていて、ライブでも印象的な曲として扱われることが多い。シンプルなフレーズを繰り返しながら、バンドの持つユーモアと荒さが同居するタイプの楽曲。Ramonesらしい、短くて、速くて、分かりやすい構造がそのまま出ている。

同時代とのつながり

同じ1970年代後半のパンクの文脈では、Sex PistolsやThe ClashのようなUK勢と並べて語られることもあるが、Ramonesはよりロックンロール寄りの感触が強い。ニューヨークのロウな空気をそのまま圧縮したようなバンドで、派手な主張よりも、反復と速度で押すスタイルが特徴的。後のパンクやハードコアの下地として見られることも多い。

補足

Ramonesは2002年にRock and Roll Hall of Fameへ殿堂入りしている。『Leave Home』は、その初期の勢いを記録した作品として、バンドの基本形を確認できるアルバムだと言えそうだ。

トラックリスト

  • A1 Glad To See You Go (2:10)
  • A2 Gimme Gimme Shock Treatment (1:38)
  • A3 I Remember You (2:15)
  • A4 Oh Oh I Love Her So (1:56)
  • A5 Sheena Is A Punk Rocker (2:45)
  • A6 Suzy Is A Headbanger (2:08)
  • A7 Pinhead (2:42)
  • B1 Now I Wanna Be A Good Boy (2:10)
  • B2 Swallow My Pride (2:03)
  • B3 What’s Your Game (2:33)
  • B4 California Sun (1:58)
  • B5 Commando (1:50)
  • B6 You’re Gonna Kill That Girl (2:36)
  • B7 You Should Never Have Opened That Door (1:54)

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2026.05.30