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Turley Richards – Therfu (1979)

Turley Richards『Therfu』について

『Therfu』は、アメリカのシンガー/ソングライター、ギタリストであるTurley Richardsの1979年作。ソウルやAOR寄りの感触を持ちながら、ロック作品としてまとまった一枚として知られる。Turley Richardsは1970年にWarner Bros.からアルバム・デビューしており、70年代前半には米国で小さなヒットを2曲、さらに1980年にもヒットを記録している。その流れの中にある後期70年代の作品がこの『Therfu』になる。

Turley Richardsという人物

Turley Richardsは1941年6月12日、ウェストヴァージニア州チャールストン生まれ。幼少期に視力を失いながらも音楽活動を続け、ティーン時代からThe Five Pearlsで演奏していた。レコード初登場はFraternity Recordsから出たシングル「All About Ann」。その後、ロサンゼルス、のちにニューヨークへ移り、ニューヨークではアップタウン・イーストサイドのライブ・スポットで活動していたという経歴を持つ。作曲面でも活動し、Tom SnowとNan O’Byrneの「You Might Need Somebody」を最初に録音した人物としても知られる。

1979年の位置づけ

『Therfu』は、70年代のキャリアの後半に置かれた作品。デビューから数年を経て、ヒット曲を持つシンガー・ソングライターとしての経験が反映された時期の録音と見てよさそうだ。1970年代後半のロック作品らしく、バンド演奏を軸にした作りが想像しやすい一方で、Turley Richards自身の歌唱とソングライティングの存在感が中心にあるタイプのアルバムとして受け止められている。

代表曲や関連エピソード

この作品自体の収録曲情報は限られるが、Turley Richardsの代表的な話題としては「You Might Need Somebody」の初録音が大きい。のちにRandy Crawfordが1981年に全英11位、Shola Amaが1997年に全英4位を記録しており、作曲家としての足跡を示す曲になっている。

また、彼は2011年に、自身の本名Richard Turley名義でFraternity Recordsに残した1959年の「Making Love With My Baby」がRockabilly Hall of Fameに入ったことを知り、驚きと喜びをコメントしている。長いキャリアの中で、ロカビリーから70年代ロック、さらにソングライターとしての評価までつながっている点が、この人物の面白さでもある。

聴きどころの見方

『Therfu』を聴くときは、Turley Richardsの歌の運び方と、ギターを含む演奏の組み立てに注目したくなる作品。大きな話題性よりも、キャリアを重ねたミュージシャンが1979年時点でどんな音を鳴らしていたかを確かめるタイプの一枚といえる。

補足

今回の盤は日本盤として流通したもの。オリジナルの年も1979年なので、作品としては同年のアルバムとして見てよさそうだ。Turley Richardsの70年代後半の活動を追ううえで、ひとつの節目に置けるタイトルである。

トラックリスト

  • A1 – You Might Need Somebody (3:40)
  • A2 – All Over The World (3:33)
  • A3 – When I Lose My Way (3:48)
  • A4 – Baby, Please Don’t Go (4:55)
  • A5 – Climb Up The Steeple (4:32)
  • B1 – Stand By Me (3:45)
  • B2 – I’m Coming Back Home (With A Little Bit Of Luck) (3:35)
  • B3 – Can’t You Hear Them Crying (4:21)
  • B4 – It’s All Up To You (3:21)
  • B5 – There’s Something Wrong (5:35)

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2026.07.23
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