Hubert Laws – Family (1980)
Hubert Laws『Family』
Hubert Lawsの『Family』は、1980年にUSでリリースされた作品。ジャズを軸に、ファンクやソウルの要素を交えたソウル・ジャズとしてまとまっている。フルート奏者として知られるHubert Lawsらしい作品で、同時代のジャズ・ファンクやクロスオーバーの流れともつながる1枚。
アーティストについて
Hubert Lawsは1939年11月10日、テキサス州ヒューストン生まれのフルート奏者。サックス奏者Ronnie Laws、ボーカリストのEloise LawsやDebra Lawsの兄としても知られている。ジャズの文脈の中で活動しながら、ソウルやファンク寄りの感触も取り込んできたプレイヤーで、この『Family』にもその感覚が表れている。
サウンドの印象
フルートを中心にした、リズムの立った演奏が軸。ジャズの流れを保ちながら、ベースやドラムのグルーヴが前に出る構成で、ソウル・ジャズらしいまとまりがある。音の質感は、80年当時のUS録音らしい整理された響きで、楽器同士の輪郭も追いやすい印象。
同じ時期のジャズ・ファンクやフュージョンの作品と並べて見ても、Hubert Lawsのフルートが中心にある点がはっきりしている。旋律をなぞる場面と、リズムに乗って進む場面の切り替えが自然で、ジャンルの境目をまたぐような作り。
作品の位置づけ
『Family』は1980年時点のHubert Lawsの活動を示す作品のひとつ。ジャズ、ファンク、ソウルの要素をまとめた内容で、ソウル・ジャズという枠組みの中に置くと見えやすい。タイトルのとおり、身近さやまとまりを感じさせる作品名でもある。
関連する文脈
- ジャンル:Jazz / Funk / Soul
- スタイル:Soul-Jazz
- フルートを主役にしたジャズ・ファンク寄りの流れ
- 1970年代後半から80年代初頭のクロスオーバー感覚
Hubert Lawsの演奏を軸に、ジャズの語法とソウル/ファンクのリズム感が重なる作品。派手に装飾するというより、演奏の組み立てとグルーヴで聴かせるタイプの1枚。
トラックリスト
- A1 Ravel’s Bolero (8:42)
- A2 What A Night (8:29)
- A3 Wildfire (5:10)
- B1 Family (7:33)
- B2 Memory Of Minnie (Riperton) (7:09)
- B3 Say You’re Mine (4:29)