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Hummingbird – We Can’t Go On Meeting Like This (1976)

Hummingbird『We Can’t Go On Meeting Like This』について

『We Can’t Go On Meeting Like This』は、British-American bandのHummingbirdが1976年に発表した作品である。バンドはBobby Tenchを中心に1974年に結成されており、このアルバムもその流れの中で出てきた一枚として位置づけられる。収録メンバーにはBernard Purdie、Max Middleton、Bobby Tench、Conrad Isidore、Robert Ahwai、Bernie Holland、Clive Chamanが並び、演奏者の顔ぶれからも、ロックの骨格にソウル寄りのグルーヴやジャズ的な感触が重なる作りがうかがえる。

作品の輪郭

このアルバムは、ジャンル表記としてJazz、Rock、Funk / Soul、スタイルとしてSoul-Jazz、Jazz-Funk、Funkに分類される。Hummingbirdの持つバンド感を軸にしながら、リズムの粘りや音の運びに黒っぽい感触が入るタイプの作品として捉えやすい。1970年代半ばの、ロックとファンク、ジャズが近い距離で行き来していた時代の空気に沿った内容である。

同時代の文脈で見ると、演奏の細かさやリズムの重心の置き方は、いわゆるジャズ・ロックやジャズ・ファンクの流れに接続する。派手に押し切るというより、各パートの絡みで聴かせるタイプのバンド作品として見えてくる。

メンバー構成が示すもの

Bernard Purdieの参加は、この作品のリズム面を語るうえで大きな要素になりそうだ。Max Middletonも含め、各プレイヤーの名前からは、単なるロック・バンドというより、演奏力を前提にしたセッション感のある編成が見えてくる。Bobby Tenchの存在を軸に、ギター、鍵盤、ベース、ドラムがそれぞれ前に出すぎず、全体のうねりを作る構成が想像しやすい。

Hummingbirdの中での位置づけ

Hummingbirdは1974年にBobby Tenchによって結成されたバンドで、この時期の作品群は、ロックとソウル、ファンクの要素をまとめながら独自の方向を探っていた流れにある。『We Can’t Go On Meeting Like This』は、そのバンド像を示す一枚として見られるだろう。タイトルも含めて、派手なコンセプトを掲げるより、演奏そのものの質感で聴かせる印象が強い。

曲の聴きどころ

ヒット曲や広く知られた代表曲という点では、この作品はシングル一発で語られるタイプではなさそうだ。むしろ、アルバム全体を通して、リズムの組み立て、ギターと鍵盤の受け渡し、歌と演奏の距離感を追うのが中心になる。こうした作りは、同じ時代のジャズ・ファンクやソウル・ロックの作品群と並べて聴くと、バンドの立ち位置が見えやすい。

まとめ

『We Can’t Go On Meeting Like This』は、1976年のHummingbirdを知るうえで外せない作品のひとつである。ロックを土台にしつつ、ソウル、ファンク、ジャズの要素を自然に取り込んだバンド・アルバムとして、演奏者の顔ぶれと1970年代半ばの音楽環境がそのまま反映された内容といえる。派手な売り方よりも、バンドの実力とグルーヴで聴かせる一枚、という印象である。

トラックリスト

  • A1 – Fire And Brimstone (4:57)
  • A2 – Gypsy Skys (5:20)
  • A3 – Trouble Maker (3:14)
  • A4 – Scorpio (4:14)
  • A5 – We Can’t Go On Meeting Like This (4:19)
  • B1 – The City Mouse (4:49)
  • B2 – A Friend Forever (5:30)
  • B3 – Heaven Knows (Where You’ve Been) (4:05)
  • B4 – Snake Snack (4:29)
  • B5 – Let It Burn (5:02)

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2026.07.23
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