Decameron – Third Light (1975)
Decameron『Third Light』について
Decameronの『Third Light』は、1975年にUKでリリースされた作品。チェルトナムで結成されたこのバンドは、Johnny CoppinとDave Bellを中心に始まり、のちにAl Fenn、Geoff March、Dik Cadburyらが加わっていく流れ。フォーク・クラブを回る活動から、やがてUK各地やヨーロッパへと活動の場を広げた、そんな背景を持つグループの一枚である。
サウンドの印象
ジャンルはRock、スタイルはFolk Rock。ロックの骨格の上に、アコースティックな感触やフォーク由来の流れが重なるタイプの音作り。リズムは強く押し出すというより、曲の進行を支える形で組まれている印象があり、ギター、ヴォーカル、チェロやキーボードが前面と奥行きを分け合う構成が想像しやすい。派手さよりも、演奏の組み合わせで曲を組み立てていくタイプの作品として受け取れそうだ。
バンドの中での位置づけ
Decameronは、フォーク・クラブの現場からキャリアを広げていったUKのバンド。その流れの中で『Third Light』は、初期の活動を重ねた時期の作品として置ける。メンバーにはGeoff March、Johnny Coppin、Dik Cadbury、Dave Bell、Al Fennが並び、複数の楽器を持ち替える編成もこのバンドらしさにつながっている。
同時代の文脈
1970年代半ばのUKでは、フォークとロックを結びつけた作品が数多く生まれていた時期。Decameronもその流れの中にあり、同時代のフォーク・ロック・バンドと並べて語られることがある。アコースティックな要素を軸にしつつ、ロックとしてのまとまりを保つあたりが、この時期のUK作品らしい手触りにつながっている。
補足
- アーティスト: Decameron
- タイトル: Third Light
- リリース年: 1975年
- 国: UK
- ジャンル: Rock
- スタイル: Folk Rock
作品全体としては、フォーク・ロックの流れの中で、バンドの編成感や演奏の積み重ねが見えやすい一枚、という印象である。
トラックリスト
- A1 Rock And Roll Away (3:20)
- A2 All The Best Wishes (5:16)
- A3 The Strawman (4:33)
- A4 Saturday (3:01)
- A5 Wide As The Years (6:04)
- B1 Journey’s End (4:41)
- B2 Road To The Sea (3:08)
- B3 Trapeze (4:52)
- B4 The Ungodly (4:08)
- B5 Morning Glory (5:32)