Errobi – Gure Lekukotasuna (1977)
Errobi『Gure Lekukotasuna』について
Errobiは、バスク地方出身のフランスのフォーク・プログレッシブ・バンドで、1973年から1985年にかけて活動したグループです。Anje DuhaldeとMixel Ducauを中心に結成され、バスク語による作品づくりでも知られています。『Gure Lekukotasuna』は1977年の作品として知られる一枚で、バスク音楽、フォーク・ロック、プログ・ロックの要素を持つアルバムです。
作品の輪郭
このレコードは、バスク語、フランス語、スペイン語で書かれた4ページのインサートを収録している点が目を引く。歌詞や資料を複数言語で補う構成で、バスク文化圏の背景をそのまま作品に持ち込んだ作りになっている。発売はスペイン、製造はElkarlanean、Guerssen向けの流通盤という位置づけ。
収録メンバーには、Anje Duhalde、Mixel Ducauのほか、Jean Phocas、Beñat Amorena、Robert Suhas、Jean-Paul Gilles、Mixel Haltyの名前が並ぶ。バンド名義でまとまった演奏体制が見える一枚で、グループとしての色が前面に出る作品といえる。
Errobiの中での位置づけ
Errobiは、バスク語圏のロックがまだ限られた場で流通していた時代に、フォークやプログ・ロックの手触りを持ち込んだ存在として語られることが多い。『Gure Lekukotasuna』も、その流れの中にある作品として見ると筋が通る。バスクの言語や文化的背景を、ロックの編成で表現していく姿勢が、この時代のグループらしい。
1970年代後半のヨーロッパでは、地域言語で歌うフォーク・ロックやプログ・ロックが各地で生まれていた。Errobiもその文脈に置けるバンドで、同時代のバスク系ロック、あるいはケルト圏のフォーク・ロックと並べて語られることがある。
再発盤としての見え方
2003年盤は、オリジナルの1977年作を後年に改めて手に取れる形にしたもの。盤としてはスペインで流通し、インサート付きで資料性もある。オリジナル盤と比べると、作品そのものに加えて、再発時のパッケージとして歌詞や解説を読みながら聴ける点が特徴になっている。
聴きどころとして挙げやすい点
- バスク語を中心にした歌唱と、ロック編成の組み合わせ
- フォーク・ロック寄りの進行と、プログ・ロックらしい展開の共存
- 多言語インサートによる資料性
- バスク地方の音楽表現を前面に出した作品性
まとめ
『Gure Lekukotasuna』は、Errobiのバスク語ロックの姿勢を示す1977年の作品として見ると、グループの輪郭がつかみやすい一枚。フォーク・ロック、プログ・ロック、バスク音楽という要素が、当時の地域音楽シーンの空気と結びついている。2003年盤は、その作品を資料付きで再確認できる再発盤として扱える。
トラックリスト
- A1 – Gure Lekukotasuna
- A2 – Ez Deat Erranen
- A3 – Kuia Lilien Erromeria
- A4 – Emazte
- A5 – Lantegiko Hamar Manamenduak
- B1 – Telebista
- B2 – Xileko Langileria
- B3 – Bakea
- B4 – Nagusiaren Nigarrak