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Journey – Captured (1981)

Journey『Captured』について

『Captured』は、Journeyが1981年に発表した初のライヴ・アルバムで、同年2月にリリースされた作品だ。バンドの転換点に置かれるタイトルで、初期から続いてきた編成の締めくくりの意味合いもある。特に、創設メンバーのひとりであり、キーボードとヴォーカルを担っていたGregg Rolieが、この作品を最後にバンドを離れる点は大きい。

Journeyは1973年にサンフランシスコで結成されたアメリカのロック・バンドで、70年代後半から80年代にかけて商業的なピークを迎えたグループだ。『Captured』も、その上昇期の勢いをそのまま記録した一枚として位置づけられる。

作品の内容と成り立ち

このアルバムは、ツアーでの演奏を軸にしたライヴ盤で、録音には日本公演の音源も使われている。日本盤の表記では、東京のCBS/Sonyによる製造で、ゲートフォールド仕様、帯、4ページの解説インサート、英語と日本語の歌詞、内袋、折り込みポスターまで付く充実したパッケージになっている。

制作面では、リミックスはジョージア州ドーラヴィルのStudio Oneで行われ、ツアー音源のリモート録音にはLe Mobileが使われている。ライヴの臨場感をそのまま残すというより、演奏のまとまりを前に出した作りの記録として捉えられる。

収録曲のポイント

アルバムにはスタジオ録音の新曲が1曲入っている。ここでの目玉は「The Party’s Over (Hopelessly in Love)」で、シングルとしても出され、バンドにとって全米トップ40入りのヒットになった。ライヴ盤の中に新曲を差し込む構成は、当時のJourneyらしい商業的な強さを示す要素でもある。

また、ライヴ盤そのものがビルボードのトップ10入りを果たしている点も重要だ。スタジオ作品だけでなく、ライヴでも大きな動員力と人気を持っていた時期の記録として見えてくる。

音像とバンドの持ち味

『Captured』で聴けるのは、アリーナ・ロックらしい大きなスケール感と、メロディを前面に出した演奏だ。Neal Schonのギター、Steve Perryのボーカル、Jonathan Cain加入前の時代ならではの、Gregg Rolieのオルガンと歌の存在感が印象に残る。

同時代のアメリカン・ロックの中でも、Journeyはハードさ一辺倒ではなく、歌の流れをしっかり作るバンドとして聴かれていた。TotoやBoston、Foreignerのような、ラジオ映えするロックと並べて語られることが多いのも、この時期の特徴だ。

この時期のJourneyにおける位置

1981年の『Captured』は、初期Journeyのライヴ集というだけでなく、次の大きな飛躍へ向かう前段階の記録でもある。翌年以降、バンドはさらにポップ色とヒット性を強めていくが、このアルバムには、まだバンドの演奏がより生々しく、ロック・バンドとしての輪郭が強い段階が残っている。

その意味で、『Captured』はJourneyのピーク期を支えた演奏力と、後の大成功につながる人気の両方を確認できる作品として、かなり重要な一枚だ。

まとめ

『Captured』は、Journey初のライヴ・アルバムであり、1981年時点のバンドの勢いをそのまま閉じ込めた作品だ。ヒット曲「The Party’s Over (Hopelessly in Love)」を含み、ライヴ盤ながらトップ10入りする成功を収めた点も含めて、Journeyの80年代前夜を知るうえで外せないタイトルになっている。

トラックリスト

  • A1 – Majestic (0:41)
  • A2 – Where Were You (3:22)
  • A3 – Just The Same Way (3:37)
  • A4 – Line Of Fire (3:25)
  • A5 – Lights (3:30)
  • A6 – Stay Awhile (3:15)
  • B1 – Too Late (3:44)
  • B2 – Dixie Highway (6:51)
  • B3 – Feeling That Way (3:14)
  • B4 – Anytime (4:27)
  • C1 – Do You Recall (3:26)
  • C2 – Walks Like A Lady (7:05)
  • C3 – La Do Da (7:02)
  • D1 – Lovin’, Touchin’, Squeezin’ (5:14)
  • D2 – Wheel In The Sky (5:03)
  • D3 – Any Way You Want It (3:39)
  • D4 – The Party’s Over (3:43)

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2026.08.17
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