Tako – Tako (1978)

Tako『Tako』について

『Tako』は、ユーゴスラビアのプログレッシブ・ロック・バンド、Takoが1978年に発表したアルバムである。編成は、Dušan Ćućuz、Slobodan Felekatović、Miroslav Dukić、Đorđe Ilijin、Sava Bojićらによるもの。ジャンル表記としてはジャズ、ロックにまたがり、スタイル面ではプログレッシブ・ロック、スペース・ロック、フュージョンの要素を含む作品とされている。

作品の位置づけ

Takoは1970年代後半に活動したバンドで、アルバムは『Tako』(1978)と『U vreći za spavanje』(1980)の2作が知られている。本作『Tako』は、その初期を代表する1枚という位置づけになる。バンドの活動時期と重なる1978年の発表で、グループの基本的な音楽性を示す作品として見られることが多い。

サウンドの特徴

編成にはベース、ドラム、ギター、キーボードに加えてフルートやハープも含まれており、ロックの骨格の上に鍵盤や管楽器の要素を重ねる構成がうかがえる。プログレッシブ・ロックらしい曲展開に、ジャズ由来のフレーズやフュージョン寄りの動きが差し込まれるタイプの作りだと捉えやすい。スペース・ロックの表記もあるため、音の抜けや広がりを意識した場面も想像しやすい。

同時代の文脈

1970年代後半の東欧圏では、英米のプログレッシブ・ロックやジャズ・ロックの影響を受けつつ、各地のバンドが独自の解釈で作品を作っていた。Takoもその流れにあるグループのひとつで、演奏力を前面に出したロックと、組曲的な構成や即興性を感じさせる要素が接点になっている。比較の対象としては、同時代のプログレッシブ・ロックやジャズ・ロック系バンドの文脈で語られることが多そうなタイプである。

まとめ

『Tako』は、1978年当時のユーゴスラビア産プログレッシブ・ロックの空気を伝えるアルバムで、ロック、ジャズ、フュージョンの要素が交差する作品である。バンドの初期像を知るうえで、ひとつの基点になるレコードと言えそうだ。

トラックリスト

  • A1 Wake Up (4:48)
  • A2 Synthesis (4:55)
  • A3 Merging Of Sunlight Into The Memory Of Sand (6:35)
  • A4 Lena (4:43)
  • B1 Miniature (2:55)
  • B2 Second Side Of Me (16:26)
  • B3 Journey To The South (3:42)

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2026.06.02