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The Guess Who – Wheatfield Soul (1969)

The Guess Who『Wheatfield Soul』について

The Guess Whoは、カナダ・ウィニペグ出身のロック・バンドだ。1960年代のカナダ・ロックを代表する存在で、バンド名を変えながら活動を重ね、1965年にThe Guess Whoとして定着した。『Wheatfield Soul』は1969年に発表された作品で、バンドがより広く知られる流れの中にある重要な一枚として位置づけられる。

この時期のThe Guess Whoは、Randy BachmanとBurton Cummingsを中心にした編成で知られ、のちの代表作につながる土台を作っている。アメリカ市場でも存在感を強めていく前段階の作品として、バンドの輪郭がはっきり見える時期の録音だ。

作品の内容と聴きどころ

『Wheatfield Soul』は、オリジナルのリリース年が1969年のロック作品で、グループの持つメロディ感と演奏のまとまりが前面に出ている。サイケデリック・ロックの要素を含みながらも、単に音響的な実験に寄り切らず、曲の形をきちんと保っている印象がある。

この時代のThe Guess Whoは、同時代のThe Beatles後期やThe Byrds、あるいはアメリカ西海岸のロックと比べられることがあるが、そこにカナダのバンドらしい硬さと、バンド・サウンドの押し出しが乗っているのが特徴だ。派手な技巧だけで押すのではなく、歌と演奏のバランスで聴かせるタイプの作品といえる。

代表曲・シングル

『Wheatfield Soul』からは、のちにThe Guess Whoの代表曲として語られる「These Eyes」が知られている。ピアノを軸にした構成と、Burton Cummingsの歌が前に出る作りで、このバンドのメロディ面をよく示す一曲だ。シングルとしても重要な位置を占め、バンド名を広めるきっかけのひとつになった。

また、「Laughing」もこの時期を代表する曲として挙げられることが多い。こちらも、のちのハード寄りのイメージとは少し違う、当時のバンドの柔らかい側面を感じさせる。

バンドの中での位置づけ

The Guess Whoは、1960年代後半から1970年代前半にかけてヒットを重ねていくが、『Wheatfield Soul』はその流れの初期を支えるアルバムだ。後年の「American Woman」や「No Time」のような強いロック色が前面に出る以前の作品として聴くと、バンドがどのように形を整えていったかが見えやすい。

つまり、グループの名前が広く知られる前後の橋渡しにある盤だ。The Guess Whoの初期から中期への移行を確認できる一枚として、ディスコグラフィーの中でも意味を持つ。

日本盤について

今回の盤は日本リリースのものだ。オリジナルは1969年の作品で、日本盤としては後年に流通した可能性があるが、ここでは作品自体の初出年を基準に見るのが自然だろう。日本盤ならではの帯や解説の有無、表記の違いが付くことはあっても、音源の核はこの1969年作にある。

まとめ

『Wheatfield Soul』は、The Guess Whoが1960年代末に築いていたロック・バンドとしての輪郭を示す作品だ。「These Eyes」を含む時期のアルバムとして、メロディの強さとバンド演奏のまとまりが印象に残る。カナダ・ロックの流れをたどるうえでも、The Guess Whoのキャリアを追ううえでも、ひとつの節目に置かれる盤といえる。

トラックリスト

  • A1 – These Eyes (3:45)
  • A2 – Pink Wine Sparkles In The Glass (2:13)
  • A3 – I Found Her In A Star (2:36)
  • A4 – Friends Of Mine (10:03)
  • B1 – When You Touch Me (3:38)
  • B2 – A Wednesday In Your Garden (3:20)
  • B3 – Lightfoot (3:07)
  • B4 – Love And A Yellow Rose (5:05)
  • B5 – Maple Fudge (1:52)
  • B6 – We’re Coming To Dinner (2:43)

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2026.09.11
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