Wire Train – Between Two Words (1985)

Wire Train「Between Two Words」について

Wire Trainは、1983年にサンフランシスコで結成されたアメリカのオルタナティブ・ロック・バンドだ。
その1985年作「Between Two Words」は、UK & Europeでリリースされた作品で、バンド初期の空気をそのまま捉えた1枚として見ていける。

作品の輪郭

ジャンルはRock、スタイルはNew Wave。
この時代らしく、ギター主体のバンド・サウンドの中に、リズムのきりっとした推進力や、少し整った質感が入ってくるタイプの流れが想像しやすい。
派手に押し切るというより、音の配置やテンポ感で聴かせる印象の作品として受け取れそうだ。

メンバーはKevin Hunter、Brian MacLeod、Jeff Trott、Anders Rundblad、Kurt Herr、Federico Gil Solá。
この編成で、80年代半ばのアメリカ西海岸のバンドらしい、ニュー・ウェイヴ以降の感覚を持ったロックを鳴らしていた時期の記録といえる。

アーティストとしての位置づけ

Wire Trainは、San Francisco発のオルタナティブ・ロック・バンドとして知られる。
「Between Two Words」は、バンドの初期キャリアの中に置くと、サウンドの方向性や輪郭を確認しやすい時期の作品として見えてくる。

同時代の文脈で見ると、ニュー・ウェイヴの感触を残しながらロックの骨格を前に出す流れは、80年代の多くのバンドと重なる部分がある。
その中でWire Trainも、ギター・バンドとしての手触りを持ちながら、時代の空気に沿った整理された響きを持っていたように見える。

サウンドの印象

この作品の聴きどころとしては、リズムの明快さ、ギターの輪郭、そしてニュー・ウェイヴ由来の乾いた質感あたりが挙げやすい。
音数を詰め込みすぎず、曲の推進力を保ちながら進むタイプの作りが想像しやすい。

80年代中盤のUKやヨーロッパ向けリリースという点も含めて、当時のロック/ニュー・ウェイヴの流れの中に置くと見えてくる部分がある。
サンフランシスコのバンドでありながら、地域色よりも時代性のほうが前に出る作品として捉えられそうだ。

まとめ

「Between Two Words」は、Wire Trainの初期を知るうえでの1985年作。
オルタナティブ・ロックとニュー・ウェイヴの間を行き来するような立ち位置で、80年代半ばのバンド・サウンドの一断面を示すレコードだ。

トラックリスト

  • A1 Last Perfect Thing (3:52)
  • A2 Skills Of Summer (4:03)
  • A3 When She Was A Girl (4:27)
  • A4 God On Our Side (4:29)
  • A5 Love, Love (3:15)
  • B1 I Will (4:21)
  • B2 No Pretties (4:25)
  • B3 The Ocean (4:05)
  • B4 Two Persons (2:54)
  • B5 Home (3:35)

関連動画

2026.05.25