Microdisney – Crooked Mile (1987)
Microdisney『Crooked Mile』について
Microdisneyの『Crooked Mile』は、1987年にUKでリリースされた作品。
アイルランド出身のバンドとして知られるMicrodisneyが、80年代後半のインディー・ロックの流れの中で残した一枚として位置づけられる。
バンドの背景
Microdisneyは、コークを拠点にした初期メンバーの活動から始まったバンドで、Cathal CoughlanとSean O’Haganを中心に知られている。
もともとはConstant Remindersという名前で活動していた時期があり、その後Micro Disney、Micro-Disneyを経て、Microdisneyへと表記が定着していった。
初期にはポストパンクやファンクの要素を含む編成で活動し、のちにメンバーを絞りながら、よりソングライティングを前面に出した形へ移っていく。
John Peelの番組で紹介された初期のデュオ期を経て、バンドとしての認知が広がっていった流れも、このグループの特徴のひとつ。
『Crooked Mile』の位置づけ
1987年作の本作は、Microdisneyの活動が進んだ時期の作品で、バンドの持つメロディ感と、ひねりのある楽曲構成が前に出る時期の一枚として見られる。
同時代のUKインディー・ロック、あるいはポストパンク以後の流れにある作品で、The SmithsやThe Go-Betweens周辺の文脈と並べて語られることもありそうな立ち位置だ。
サウンドは、ギター中心の編成を軸にしながら、軽い乾きと硬さを伴った質感。
派手さよりも、言葉の運びや曲の組み立てに耳が向きやすいタイプで、ロックの形式の中に細かな引っかかりを置いていく作りに感じられる。
曲と聴きどころ
Microdisneyは、シングル曲や代表曲の印象で語られることが多いバンドだが、『Crooked Mile』でも、そのソングライティングの手つきが作品全体の軸になっている。
Cathal Coughlanの書く歌詞と、Sean O’Haganの音楽的な感覚が合わさることで、単純なギターロックとは少し違う輪郭が出ている。
バンドの来歴を踏まえると、初期のパンク寄りの動きから、より洗練されたインディー・ロックへ移っていく途中の流れがこの時期の作品にもつながっているように見える。
結果として、Microdisneyのディスコグラフィーの中でも、80年代後半の到達点のひとつとして捉えやすいタイトルだ。
関連情報
- アーティスト: Microdisney
- タイトル: Crooked Mile
- リリース年: 1987年
- リリース国: UK
- ジャンル: Rock
- スタイル: Indie Rock
Microdisneyの歩みを追うと、コークのローカルなバンド活動から始まり、インディー・ロックの文脈で存在感を強めていった流れが見えてくる。
『Crooked Mile』は、その流れの中にある1987年の一枚として、バンドの輪郭を知るうえで重要な作品のひとつと言えそうだ。
トラックリスト
- A1 Town To Town
- A2 Angels
- A3 Our Children
- A4 Mrs. Simpson
- A5 Hey Hey Sam
- A6 Give Me All Of Your Clothes
- B1 Armadillo Man
- B2 Bullwhip Road
- B3 And He Descended Into Hell
- B4 Rack
- B5 Big Sleeping House
- B6 People Just Want To Dream