Big Big Train – The Likes Of Us (2024)

Big Big Train『The Likes Of Us』

Big Big Trainの『The Likes Of Us』は、2024年に発表されたプログレッシブ・ロック作品。英国ボーンマスを拠点に活動してきたバンドで、作曲面では創設メンバーのGreg Spawtonが軸になっている。編成の変化を重ねながらも、長編志向の楽曲作りを続けてきたグループの現在地が見える一枚。

バンドの流れの中で

Big Big Trainは1990年結成。2010年代以降はDavid Longdonのボーカルを中心に存在感を強め、現在はAlberto Bravinがボーカルとキーボードを担う編成。Greg Spawton、Rikard Sjöblom、Nick D’Virgilioらの名前も並び、演奏面の厚みがそのまま作品の骨格になっている。

この作品も、そうしたバンドの積み重ねの延長線上にある内容。プログレッシブ・ロックらしい組曲的な展開や、楽器の重なりを生かした構成が想像しやすいタイトルで、Big Big Trainらしい作法が表れたアルバムとして受け取れそうだ。

サウンドの印象

ジャンル表記はRock、スタイルはProg Rock。リズムは細かく切り替わり、ギター、キーボード、ベース、ドラムが層を作るタイプの音作りが中心になりそうな作品。派手な即効性よりも、曲の流れやパートごとのつながりを追う楽しさがあるバンドで、このアルバムでもその方向性が続いているように見える。

アコーディオンやバイオリン系の要素を含む時期もあったバンドだけに、ロックの基本編成に加えて、色の違う音が重なる感触も特徴のひとつ。英国プログレの文脈では、GenesisやCamel、あるいは現代のシンフォニック寄りのプログレ・バンドと並べて語られることもある。

作品の位置づけ

2024年の時点でのBig Big Trainを示すアルバムで、長く続くバンドの現在形を確認できるタイトル。David Longdon期を経たあとも、楽曲の構成力やアンサンブル重視の姿勢はそのまま受け継がれている印象がある。バンドの歴史の中では、近年の体制で作られた新しい章という位置づけになりそうだ。

まとめ

『The Likes Of Us』は、Big Big Trainの積み上げてきたプログレッシブ・ロックの手法を、2024年の編成で鳴らした作品。演奏の密度、曲展開の多さ、バンド全体で組み上げる感じが、このグループらしさとしてまとまっている一枚。

トラックリスト

  • A1 Light Left In The Day (6:10)
  • A2 Oblivion (5:27)
  • B1 Beneath The Masts (17:26)
  • B2 Skates On (4:28)
  • C1 Miramare (10:17)
  • C2 Love Is The Light (6:11)
  • D1 Bookmarks (6:23)
  • D2 Last Eleven (7:55)

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2026.05.20