Kokomo – Rise And Shine! (1975)
Kokomo『Rise And Shine!』について
Kokomoの『Rise And Shine!』は、1975年にアメリカでリリースされたアルバム。ジャンルはFunk / Soul、スタイルはSoulとDiscoに位置づけられる作品で、バンドの持つソウル・ミュージック志向が前面に出た一枚だ。
Kokomoは1973年に結成されたバンドで、イギリスの複数のグループの残党から成った編成として知られる。ボーカルのDyan Birch、Paddie McHugh、Frank CollinsはArrival出身で、Neil HubbardやAlan SpennerはJoe CockerのGrease Bandでの活動歴を持つ。こうした経歴のメンバーが集まっているため、演奏とコーラスのまとまりに強みがあるグループとして捉えやすい。
サウンドの印象
この作品は、ソウル・コーラスの厚みと、ディスコ寄りのリズム感が組み合わさった内容として受け取れる。ファンク由来のうねりを残しつつ、歌を中心に据えたバランスで、演奏陣の手堅さがそのまま音像に出ているタイプのアルバムだ。
メンバーにはMel Collins、Frank Collins、Neil Hubbard、Alan Spenner、Terry Stannard、Jim Mullen、Dyan Birch、Paddie McHugh、Tony O’Malley、John Sussewellが並ぶ。管楽器やリズム隊、鍵盤、コーラスが揃った編成で、いわゆるバンド・サウンドとしての厚みが出やすい構成である。
作品の位置づけ
『Rise And Shine!』は、Kokomoにとって1975年時点の代表的な作品のひとつとして見られるアルバム。ソウル、ディスコ、ファンクの要素を持つ1970年代中盤の空気を反映した内容で、同時代の英国発ソウル・バンドや、洗練されたコーラス・グループの流れと並べて語られることがありそうだ。
バンドはその後1977年にいったん活動の区切りを迎えるが、このアルバムは最初期の活動期を示す記録として位置づけられる。
同時代の文脈
1970年代半ばのソウル/ディスコ周辺では、歌の重なりやリズムの推進力を軸にしたバンドが多く登場していた。Kokomoもその流れの中で、アメリカのソウル感覚と英国の演奏家たちの職人的なバックグラウンドが交差する存在として捉えられる。コーラスの美しさとバンド演奏の両立が、この時代らしいポイントだ。
基本情報
- アーティスト: Kokomo
- タイトル: Rise And Shine!
- リリース年: 1975年
- 国: US
- ジャンル: Funk / Soul
- スタイル: Soul, Disco
Kokomoの1975年作『Rise And Shine!』は、ソウルを軸にしながらディスコの感触も取り込んだ、1970年代中盤らしいバンド作品として整理できる一枚だ。
トラックリスト
- A1 Use Your Imagination (5:18)
- A2 Little Girl (3:46)
- A3 That’s Enough (4:51)
- A4 Rise And Shine (5:18)
- B1 Without Me (3:46)
- B2 Do It Right (2:59)
- B3 Angle Love (4:18)
- B4 Happy Birthday (3:20)
- B5 Feelin’ Good (4:52)