Le Pamplemousse – Le Pamplemousse (1976)

Le Pamplemousse / Le Pamplemousse (1976)

Le Pamplemousseは、Laurin RinderとW. Michael LewisによるUSのユニットで、このアルバムは1976年にリリースされた同名作品。ジャンルはFunk / Soul、スタイルはDiscoに位置づけられる一枚で、70年代半ばのダンスミュージックらしい空気をまとっている。

作品の輪郭

録音はカリフォルニア州ハリウッドのProducer’s Workshopで行われ、AVI Recordsから発表された。フランスのCompagnie Phonographique Francaise Barclayとの共同制作クレジットも記されていて、US発のディスコ作品でありながら、当時の国際的な流通や制作の広がりも感じさせる内容になっている。

クレジット面では、A1、A4、A2、B1、A3、A5、B2、B5、A6、B3、B4と各曲ごとに出版社が細かく割り振られており、制作物としてきっちり管理されたアルバムという印象が強い。1976年という年は、ディスコがクラブやラジオを通じて広がっていく時期でもあり、この作品もその流れの中に置きやすい。

サウンドの印象

実際に聴くと、リズムの押し出しがはっきりしていて、ベースとドラムの反復が曲を前へ進めるタイプの作り。ファンク由来のうねりを残しつつ、ディスコらしい一定の推進力を保っているのが分かりやすい。派手に展開を変えるというより、ダンスフロアでの持続を意識した組み立てが中心で、曲の流れそのものがまとまりを作っている。

70年代ディスコの中でも、オーケストラを前面に出すタイプというよりは、リズム・セクションを軸にしたストレートな感触がある。Salsoul系や、その周辺のファンク/ディスコ作品と並べて聴かれることがあるのも、こうした骨格の近さによるものだろう。

アーティストとしての位置づけ

Le Pamplemousseは、この名義自体がまず1976年のこの作品と結びついて語られることが多い。Laurin RinderとW. Michael Lewisの制作感覚が前面に出たプロジェクトとして、70年代ディスコの一断面を示す存在と見てよさそうだ。

代表曲としては、このアルバムから知られる曲が各種コンピレーションやDJ文脈で扱われることがあるが、作品全体としては1曲だけでなく、アルバム単位でリズムの流れを楽しむ性格が強い。タイトル曲の存在感もあり、アルバムの顔として機能している。

同時代との関係

1976年のUSディスコは、ニューヨークやフィラデルフィアだけでなく、西海岸でも独自の作りが見られた時期。Le Pamplemousseは、その中でファンクの硬さとディスコの反復性をつないだ作品として捉えやすい。派手な歌唱で押すタイプとは少し違い、演奏とグルーヴの組み立てで聴かせるところに特徴がある。

70年代後半のダンスミュージックの入口として、当時のスタジオ制作の質感や、クラブ向けの曲作りをそのまま感じられる一枚。1976年の空気をそのまま閉じ込めたアルバムとして、記録性の高い内容になっている。

トラックリスト

  • A1 – Manha De Carnival (3:48)
  • A2 – Gimmie What You Got (5:23)
  • A3 – Beginning Of The End (3:38)
  • A4 – Poinciana (3:20)
  • A5 – Gitcha Down (3:24)
  • A6 – Soular Street (2:36)
  • B1 – El Diablo Dorado (4:21)
  • B2 – Love To Michelle (2:33)
  • B3 – A Man And A Woman (3:25)
  • B4 – Song Of The Jet (Samba Do Aviao) (3:10)
  • B5 – After The Carafe (3:13)

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2026.06.19