Andy Summers – XYZ (1987)

Andy Summers『XYZ』

Andy Summersは、The Policeで知られる英国出身のギタリスト。そのソロ作『XYZ』は1987年の作品で、ロックを軸にソフトロックやポップロックの感触を交えた一枚になっている。バンドでの鋭いギター・ワークとは少し違い、ここでは曲の流れや音の重なりを意識した作りが目立つ印象だ。

作品の雰囲気

サウンドは、ギターの細かなフレーズを中心に組み立てられたもの。リズムはきっちりとした骨組みを保ちながら、音数を詰め込みすぎない構成が続く。ロックの推進力を持ちつつ、ポップな聴きやすさも感じさせるあたりが特徴的だ。派手さを前面に出すというより、音の配置で流れを作るタイプの作品といえる。

Andy Summersにとっての位置づけ

1980年代後半のソロ活動の中で見ていくと、『XYZ』はギタリストとしての持ち味をそのままに、より個人の作家性を前に出した時期の作品として捉えやすい。The Policeの文脈で語られやすい人物だが、ソロではロックだけでなく、ジャズ・フュージョンやニューエイジ、フォークまで含む広い作風を持っている。その流れの中で、ここではソフトロック寄りの整理された感触が印象に残る。

同時代の空気

1987年という時期を考えると、ロックの中でも洗練されたアレンジや、メロディを重視した作りが目立つ頃。Andy Summersの音も、その流れと無理なく接続している。ギター主体のロックでありながら、過度に硬質には寄らず、ポップロックとしての輪郭を保っている点が見どころだ。

まとめ

『XYZ』は、Andy Summersのギタリストとしての感覚と、ソロ作ならではの構成感が合わさった1987年のロック作品。The Policeのイメージを知っていると、そこから少し距離を取った落ち着きのある音作りが見えやすい一枚だ。

トラックリスト

  • A1 Love Is The Strangest Way (4:20)
  • A2 How Many Days (6:11)
  • A3 Almost There (4:30)
  • A4 Eyes Of A Stranger (4:47)
  • A5 The Change (2:53)
  • B1 Scary Voices (4:37)
  • B2 Nowhere (4:35)
  • B3 XYZ (2:46)
  • B4 The Only Road (3:40)
  • B5 Hold Me (4:48)

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2026.05.22