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East Of Eden – Snafu (1970)

East Of Eden『Snafu』について

East Of Edenは、1960年代後半の英国プログレッシブ・ロック/アート・ロック周辺で活動したバンドで、Dave Arbusのヴァイオリンやサックスを軸にした編成が大きな特徴だ。『Snafu』は1970年に発表されたアルバムで、同時代のロック・バンドの中でも、管楽器やヴァイオリンを前面に出した構成がよく見える作品として位置づけられる。日本盤は1976年リリース。

バンドの流れの中での位置

East Of Edenは、初期に複数回のメンバー交代を経ながら活動を続けたバンドで、『Mercator Projected』の翌作として『Snafu』を発表している。アーカイブ的に見ても、この時期の音源はバンドの個性がまとまって出ている時期で、のちの編成変更の前段階にあたる。The NiceやSoft Machine、Captain Beefheartが並んだ当時の前衛的な音楽シーンとも近い空気を共有している。

内容の特徴

『Snafu』では、ロックの基本編成に加えて、Dave Arbusのヴァイオリン、Ron Cainesのアルトサックスが音の輪郭を作る。ギター、ベース、ドラムの上に、旋律楽器が線を引いていく作りで、英国のプログレッシブ・ロックらしい組み立てがはっきりしている。曲調の切り替えや演奏の展開を重視したタイプの作品で、バンド名義のまとまりが強いアルバムだ。

この時期のEast Of Edenは、単なるギター・ロックではなく、ジャズ寄りの響きやフォーク的な旋律感も混じるのが特徴。とくにヴァイオリンの存在が大きく、同時代のバンドの中でも音色の識別がしやすい。比較対象としては、管弦楽的な発想を持つThe Niceや、即興性を含んだSoft Machineの一部の作品を思わせる場面がある。

代表曲として知られる楽曲

East Of Edenを語るうえで外せないのは「Jig-a-Jig」だが、これは『Snafu』ではなく、後年にシングルとして大きく広まった楽曲として知られる。『Snafu』本体の文脈では、バンドのアルバム表現がより前面に出ている。もう一つ、グループの英国盤アルバムとしてはチャート面で一定の成果を残した時期でもあり、この作品はその流れの中心にある。

1976年の日本盤として見ると

オリジナルは1970年だが、日本盤は1976年のリリース。つまり、当時の日本でこの作品に触れた人は、オリジナル発表から少し時間が経った段階で、East Of Edenの主要作にアクセスしていたことになる。こうした再登場のタイミングでは、プログレ系の再評価や輸入盤需要の高まりと重なることが多く、英国ロックの文脈で聴かれる機会も増えやすい。

盤の違いとしては、レーベルやジャケット表記、帯や解説の有無が日本盤ならではの要素になる。作品そのものは1970年のアルバムとして捉えるのが自然だが、日本盤で聴くと当時の国内流通の雰囲気も含めて楽しめる一枚だ。

まとめ

『Snafu』は、East Of Edenの持つヴァイオリン入りロックの個性がはっきり出た、1970年の英国プログレ作品だ。派手なヒット曲で押すタイプではなく、編成と音の運びで印象を残すアルバム。バンドの初期から中期にかけての流れをたどるうえで、重要な位置にある作品として見てよさそうだ。

トラックリスト

  • A1 – Have To Whack It Up (2:20)
  • A2a – Leaping Beauties For Rudy
  • A2b – Marcus Junior
  • A3a – Xhorkom
  • A3b – Ramadhan
  • A3c – In The Snow For A Blow (Medley) Part I
  • A3d – Better Git It In Your Soul
  • A3e – In The Snow For A Blow (Medley) Part III
  • A4 – Uno Transito Clapori (2:53)
  • B1a – Gum Arabic
  • B1b – Confucius
  • B2 – Nymphenburger (5:46)
  • B3a – Habibi Baby
  • B3b – Boehm Constrictor
  • B3c – Beast Of Sweden
  • B4 – Traditional: Arranged By East Of Eden (1:33)

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2026.10.20
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