Ed Wynne – Shimmer Into Nature (2019)
Ed Wynne『Shimmer Into Nature』について
『Shimmer Into Nature』は、Somerset, UK出身のギタリスト/シンセ奏者/コンポーザー、Ed Wynneによる2019年作。ElectronicとRockを軸にした、Space Rock寄りのソロ作品として位置づけられる1枚です。Ozric Tentaclesのリーダーとして知られる人物のソロ名義作でもあり、同系統のサイケデリック・ロックやスペース・ロックの流れを意識しながら、個人作ならではのまとまりを持った内容になっています。
作品の輪郭
Ed Wynneは1961年生まれ。Ozric TentaclesやNodens Ictusの中心人物として活動してきたミュージシャンで、ギターとシンセを行き来しながら、ロックのバンド感と電子音のレイヤーを組み合わせる作風で知られています。『Shimmer Into Nature』でも、その持ち味が前面に出ている印象です。
サウンドは、ギターのフレーズとシンセの音色が細かく重なっていくタイプ。リズムの推進力を保ちながら、音の粒が流れ込んでくるような構成で、Space Rockらしい浮遊感と、Electronic由来の機械的な質感が同居している作品といえます。派手に押し切るというより、音の層を積み上げていくタイプの作りです。
Ed Wynneのキャリアの中で
この作品は、Ozric Tentaclesの文脈を知る人には、Ed Wynneの個人的な音の組み立て方を追いやすいタイトルとして見えます。バンドでのサイケデリックな拡張感を保ちながら、ソロではより直線的に、本人のギターとシンセの感触が出やすい形です。ソロ作としては、活動の延長線上にある自然な一枚、という受け取り方ができそうです。
ジャンルの文脈
Space Rock、Electronic、Rockという並びからも分かる通り、70年代以降のサイケデリック・ロックやスペース・ロックの系譜に接続する作品です。音の作り方としては、長めのフレーズ展開や反復、シンセの厚みを使う点で、同系統のアーティストと並べて語られることがありそうです。
UK発のこの手の作品らしく、ロックのバンド感と電子音の処理が近い距離にあるのも特徴です。ジャンルの枠内で、Ed Wynneらしいギターの存在感がしっかり残っているところがポイントになっています。
まとめ
- アーティスト: Ed Wynne
- 作品: 『Shimmer Into Nature』
- リリース年: 2019年
- 国: UK
- ジャンル: Electronic, Rock
- スタイル: Space Rock
Ed Wynneのソロとして、『Shimmer Into Nature』はサイケデリック・ロックと電子音の接点をそのまま形にしたような作品です。Ozric Tentacles周辺の文脈を踏まえると、本人の音作りの感触が見えやすいタイトルとして捉えられる一枚です。
トラックリスト
- A1 Glass Staircase (7:55)
- A2 Travel Dust (9:15)
- A3 Oddplonk (8:00)
- B1 Shim (7:44)
- B2 Wherble (10:20)