The Parasites Of The Western World – The Parasites Of The Western World (1978)
The Parasites Of The Western World『The Parasites Of The Western World』
The Parasites Of The Western Worldは、1970年代後半に活動したUSデュオ、Patrick BurkeとTerry Censkyによる作品だ。もともとはThe Parasites名義で知られ、デビューLPで現在のバンド名を名乗る形になったグループでもある。電子音楽とロックをまたぐ編成で、実験性の強い作風が特徴の一枚。
作品の位置づけ
オリジナルは1978年のリリース。アーティストとしての初期を示す作品であり、The Parasites Of The Western Worldという名義を前面に出した最初期の記録として位置づけられる。Patrick BurkeとTerry Censkyの2人によるマルチインストゥルメンタルな構成が、そのまま作品の骨格になっている。
サウンドの特徴
ジャンル表記はElectronic、Rock、スタイルはExperimental。内容としては、シンセや電子的な処理を使いながら、ロックの手触りも残した作りになっている。サイケデリック・ポップの感触から前衛的な試みへと振れる場面があり、まとまりのよさよりも、音の組み合わせや展開そのものを聴かせるタイプのアルバムといえそうだ。
同時代のUSアクトでいえば、プロフィールでも触れられているRadio Free Europeのように、ジャンルの枠に収まりにくい実験性を持つグループとして捉えやすい。ロックの形式に電子的な要素を重ねつつ、曲ごとの表情を変えていくところが、この作品の見どころになっている。
1980年代以降の再登場
ここで取り上げる盤は2010年リリースのものだが、作品そのものは1978年のオリジナル作として聴かれるもの。70年代USアンダーグラウンドの空気を、後年の盤でたどれる資料的な意味合いも持つ。
まとめ
The Parasites Of The Western World『The Parasites Of The Western World』は、USデュオによる実験色の強いロック作品だ。電子的な質感とロックの構えが交差する内容で、1970年代後半の独自な制作感覚をそのまま映した一枚として捉えられる。
トラックリスト
- A1 Mo
- A2 Electrokill
- A3 Flying
- A4 A Rare Case Of The Blues
- A5 Funeral For A Mouse
- B1 Accessories
- B2 God Or Just A Slow Breeze
- B3 Siege Of The Twilight Loon
- B4 You Must Be Joe King
- B5 Alienending