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The Count – The Intuition Element (1984)

The Count『The Intuition Element』

The Countの『The Intuition Element』は、1984年にフランスで登場した作品。クレジットされているメンバー数が多く、Joe Tortelli、Carolyn Casey、Chuck Stanton、Fudge Keegan、Todd Carnes、Jay Roewe、Joseph A. Viglione、Jeff Hill、Jim Surrette、Chuck Chewning、Mike Quinn、Bill Allenらが参加している。ロックの枠に置かれつつ、スタイル面ではニュー・ウェイヴの要素が前面にある1枚として見てよさそうだ。

作品の輪郭

タイトルからも受ける印象どおり、直感や感覚の動きを意識した作りの作品名で、1984年という時代らしい空気もまとっている。ニュー・ウェイヴ期の作品らしく、ロックの骨格を保ちながら、当時の新しい音像やリズム感へ寄せていく流れの中にある盤だろう。フランス盤として出ている点も、この時代の欧州圏ニュー・ウェイヴ作品らしい流通のかたちを感じさせる。

収録曲はすべてVar Music Publishing Co.管理のクレジットになっており、作品全体として一つのまとまりを意識した構成だったことがうかがえる。メンバー表記の人数から見ても、バンドというよりプロジェクト色の強い編成だった可能性がある。

サウンドの印象

実際の音を追うと、ロックの直線的な推進力に、ニュー・ウェイヴ特有の整理されたビート感や、少し硬質な質感が重なって聞こえるタイプの作品として受け取れそうだ。1984年の作品らしく、ギター主体のバンド感だけで押し切るというより、アレンジの切り替えや音の隙間の作り方に意識が向いている印象がある。

同時代の文脈で見ると、The Cure、Talking Heads、B-52’s、XTCのような、ロックを土台にしながらニュー・ウェイヴの文法を取り込んだ潮流と近い空気を共有している。とはいえ、The Countのこの盤はその中でも、よりローカルな制作感やバンド内の役割分担が前に出るタイプに見える。

位置づけ

The Countにとって『The Intuition Element』は、少なくとも1984年時点の活動を示す重要な記録として扱える作品だ。タイトルの初出年でもあり、バンドの方向性をその時点で形にしたアルバム、あるいはシングルやプロジェクト作品に近い性格を持つ可能性もある。いずれにしても、当時のニュー・ウェイヴ周辺の空気をまとった、フランス発のロック作品として見るのが自然だろう。

まとめ

『The Intuition Element』は、1984年のロック/ニュー・ウェイヴの文脈に置くと輪郭がつかみやすい作品。多人数編成のクレジット、統一された出版管理、そしてフランス盤という条件から見ても、時代性の強い一枚として位置づけられる。派手な逸話や代表曲の情報は見当たらないが、80年代前半のニュー・ウェイヴ周辺を掘るときには、名前を押さえておきたい盤だ。

トラックリスト

  • A1 – Million Miles A Minute (2:34)
  • A2 – Auguste Winds (2:34)
  • A3 – Run The Night Away (4:02)
  • A4 – You Didn’t Hear It From Me (2:46)
  • A5 – Experienced Again (2:25)
  • A6 – Reaction (2:15)
  • B1 – The Midnight Run (2:59)
  • B2 – Wave Descends (3:03)
  • B3 – Somewhere Inside Today (2:12)
  • B4 – Here In My Heart (2:44)
  • B5 – The Intuition Element (6:24)

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2026.07.09
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