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Flaming Youth – Ark 2 (1969)

Flaming Youth『Ark 2』について

Flaming Youthは、UKのプログレッシブ・ロック/ブルース系バンドとして知られるグループで、フィル・コリンズが在籍していたことでも名前が挙がる。『Ark 2』は1969年に発表された作品で、バンドの短い活動期間の中でも、初期フィル・コリンズの参加作として位置づけられる1枚。アルバム全体はロックを土台にしたプログレッシブな構成で、当時の英国ロックの流れの中にある作品として聴ける。

作品の位置づけ

Flaming Youthは活動期間が短く、作品数も多くない。そのため『Ark 2』は、バンドの代表作というよりも、メンバーのキャリアをたどるうえで重要な記録盤という見方がしやすい。特にフィル・コリンズの名前で追うと、後の大きな活動へつながる前段階の音源として興味深い。

メンバーはフィル・コリンズ、ロニー・キャリル、ブライアン・チャットン、ゴードン・スミスの4人。クレジット上もこの編成が中心で、バンドの輪郭がはっきりした作品になっている。

音の印象

『Ark 2』は、ロックの基本形を保ちながら、曲ごとの展開や構成にプログレッシブ・ロックらしい作り込みが見えるアルバム。派手なヒット志向というより、アルバム単位で流れを追うタイプの作品としてまとまっている。ブラスやオルガン主体の分厚いサウンドを前面に出すというより、演奏の組み立てで聴かせるタイプの60年代末らしい空気感がある。

同時代の英国ロックの文脈で見ると、プログレッシブ・ロックがまだ大きく定着する前夜の感触が強い。のちの大作志向のプログレというより、ロック・バンドの延長線上で少しずつ構成を広げていく段階の音作りといった印象。

代表曲について

このアルバムは、シングルヒットで広く知られるタイプの作品ではない。アルバム全体を通して聴く性格が強く、特定の1曲が一般的な代表曲として独立して語られることは多くない。

1986年オランダ盤について

今回の盤は1986年にオランダで出たもの。オリジナルの1969年盤からかなり後年のプレスで、ジャケット裏には「also playable on mono」、ゲートフォールド内には「© Lynn Music 1969」、レーベルには「Made in Holland」「℗ 1969」といった表記がある。オランダ盤としての流通仕様がはっきりした再プレス盤と見てよさそうだ。

こうした再発盤は、当時のオリジナル盤の雰囲気を保ちつつ、後年の流通向けに作られている点が特徴になる。盤の年代が1986年でも、収録内容そのものは1969年の作品として聴くことになる。

まとめ

『Ark 2』は、Flaming Youthという短命バンドの記録であり、フィル・コリンズの初期キャリアをたどるうえでも押さえておきたいアルバム。1969年という時期らしいロックの手触りと、プログレッシブ・ロックへ向かう入口のような構成が同居している作品で、英国ロック史の流れの中で見ると輪郭がつかみやすい1枚。

トラックリスト

  • A1 – Guide Me, Orion (3:15)
  • A2 – Earthglow (2:52)
  • A3 – Weightless (2:35)
  • The Planets (13:50)
  • B1 – Changes (5:47)
  • B2 – Pulsar (3:08)
  • B3 – Space Child (5:47)
  • B4 – In The Light Of Love (3:32)
  • B5 – From Now On (Immortal Invisible) (5:06)

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2026.07.22
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