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Golden Earring – N.E.W.S. (1984)

Golden Earring『N.E.W.S.』について

Golden Earringは、オランダのロック・バンドとして長い活動歴を持つグループで、1960年代から継続して作品を出し続けてきた存在である。『N.E.W.S.』は1984年にリリースされたアルバムで、ハードロックとポップロックの要素を併せ持つ時期の1枚として位置づけられる。

メンバー編成は、Barry Hay、George Kooymans、Rinus Gerritsen、Cesar Zuiderwijkの4人を中心に、時期によってRobert Jan StipsやEelco Gelling、Sieb Warnerらが加わった形で知られる。Golden Earringの作品群のなかでも、80年代らしい音像をまとったアルバムとして語られることが多い。

作品の位置づけ

Golden Earringは、1960年代のデビュー以降、“Radar Love”“Twilight Zone”のような代表曲で知られるバンドである。『N.E.W.S.』は、そうした代表曲で広く知られる時期の少し後に出た作品で、バンドの活動が長く続くなかでの80年代前半の記録として見ると流れがつかみやすい。

アメリカ盤として出たこのレコードは、PRC Comptonでプレスされた盤で、レーベルにはコード26が入っている。カスタム・インナー・スリーブ付きで、プロモ盤にはフロントにハイプ・ステッカー、裏面にゴールド・スタンプが付く仕様もある。

サウンドと聴きどころ

この時期のGolden Earringは、ギターを軸にしたロック・サウンドを保ちながら、当時の録音らしい整理された鳴りを持っている。Barry Hayのボーカル、George Kooymansのギターとボーカル、Rinus Gerritsenのベースやキーボード、Cesar Zuiderwijkのドラムが、バンドの基本形をそのまま支えている印象である。

実際に聴くと、派手な装飾よりも、曲の推進力とリフの組み立てで聴かせるタイプのアルバムとして受け取れる。ハードロック寄りの骨格と、ポップロック的なまとまりが同居する内容で、70年代から続くバンドの演奏感を80年代仕様に持ち込んだような手触りがある。

同時代の文脈

1984年という年は、ハードロックがより明快なサウンドへ寄っていく一方で、ラジオ向けの音作りも強く意識されていた時代である。Golden Earringもその流れのなかで、長年のバンド感を保ちながら、時代に合った録音とアレンジへ寄せていたと考えやすい。

同じように長く活動してきたロック・バンドと比べると、Golden Earringは大きなイメージチェンジより、持ち味のギター・ロックを積み重ねるタイプである。『N.E.W.S.』も、その延長線上にある作品として捉えやすい。

ひとこと

『N.E.W.S.』は、Golden Earringの長いキャリアの中で、80年代前半の空気をそのまま切り取ったような1枚である。代表曲が並ぶベスト盤的な役割ではなく、バンドの地力と当時のロック・サウンドの組み合わせを確認できるアルバムとして見えてくる。

トラックリスト

  • A1 – Clear Night Moonlight (3:25)
  • A2 – When The Lady Smiles (5:12)
  • A3 – Enough Is Enough (3:43)
  • A4 – Fist In Glove (3:27)
  • B1 – Mission Impossible (5:57)
  • B2 – I’ll Make It All Up To You (5:22)
  • B3 – N.E.W.S. (5:18)
  • B4 – It’s Over Now (4:04)

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2026.09.06
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