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Jeremiah – Jeremiah (1971)

Jeremiah『Jeremiah』について

1971年に日本でリリースされた、Jeremiah名義のアルバム『Jeremiah』。クレジット上では、Denny Seiwell、Pat Walters、David Brown、Karl Jarviの4人が参加している。ジャケット裏にはノーツと歌詞が掲載されており、アルバム単位で作品を追いやすい構成になっている。

作品の輪郭

ジャンル表記はRock、スタイルはPsychedelic RockとPop Rock。70年代初頭のロックらしく、サウンドの軸にロックの推進力を置きながら、サイケデリック寄りの感触とポップ寄りのまとまりを持つ作品として捉えられる。日本制作・日本リリースのアルバムとして、当時の洋楽志向の強いロック作品群の中でも、バンドの演奏と曲調の両方を前面に出した内容といえる。

聴きどころ

この作品は、クレジットに参加メンバーが明記されていることからも、バンドとしてのアンサンブルが重要な位置を占めている。Denny Seiwellの参加は、リズムの立ち上がりや曲の推進力に目が向きやすいポイントだろう。全体としては、派手な技巧を見せるというより、各曲の流れの中で演奏がまとまっていくタイプのアルバムとして受け取れそうだ。

実際に聴いた印象としては、曲ごとのつながりを意識した作りがあり、歌詞とノーツが裏面に載っていることも含めて、1曲単位よりアルバム全体で聴く前提の作品に見える。サイケデリック・ロックの要素があっても、極端に実験的な方向へ振り切るというより、ポップな輪郭を保ったまま進むところが特徴になっている。

時代背景との関わり

1971年は、サイケデリック・ロックが60年代後半の文脈から少し離れ、より歌ものやバンド・サウンドへ吸収されていく時期でもある。『Jeremiah』も、その流れの中に置くと見えやすい作品だ。たとえば、同時代のロック作品に見られるような、メロディを重視した構成や、演奏の熱量を保ちながら聴きやすさを確保する作りが想像しやすい。

比較の軸としては、同じ時代のポップ色のあるサイケデリック・ロック、あるいはアメリカ西海岸系のバンド・ロックに近い感覚で語られることもありそうだが、あくまでこの時代の共通言語の中で整理できる範囲の作品だ。

アルバムとしての位置づけ

アーティスト情報が多く残っていないぶん、『Jeremiah』は作品そのものから輪郭をつかむタイプのアルバムだ。タイトルと同名のアルバムであることからも、バンド名義の自己提示としての意味合いが強い。楽曲、演奏、歌詞をひとまとまりで提示する構成は、当時のロック・アルバムらしい作法に沿っている。

ヒット曲や代表曲については、少なくともこの作品の情報からは前面に出てきていない。むしろ、アルバム全体の流れや曲順、裏ジャケットの歌詞まで含めて楽しむタイプの1枚として見たほうが自然だ。

まとめ

Jeremiah『Jeremiah』は、1971年の日本産ロック作品として、サイケデリック・ロックとポップ・ロックの要素をひとつのアルバムに収めた作品。参加メンバーの演奏を軸に、曲の流れとアルバム単位のまとまりを重視した内容に見える。70年代初頭のロックの空気を、比較的コンパクトな形で捉えられる1枚だ。

トラックリスト

  • A1 – Somewhere Someone (3:24)
  • A2 – Hey Now Baby (3:40)
  • A3 – Patience (3:20)
  • A4 – Sweet Rebecca (3:48)
  • A5 – Hey Baby Don’t You Cry (2:13)
  • B1 – I Saw Your Picture In The Paper (3:04)
  • B2 – The Lady Lives With Me (2:34)
  • B3 – David Blue (2:44)
  • B4 – Roll It Over (2:49)
  • B5 – Lady Ellen (2:08)
  • B6 – So Many Ways (3:01)

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2026.07.14
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