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The Flower Kings – Waiting For Miracles (2019)

The Flower Kings『Waiting For Miracles』について

スウェーデンのシンフォニック・プログレッシブ・ロック・バンド、The Flower Kingsによる『Waiting For Miracles』は、2019年に登場した作品。バンドは1993年、Roine Stoltが自身のソロ作『The Flower King』を支えるツアー・バンドとして立ち上げたもので、その後は北欧プログレを代表する存在のひとつとして活動を続けてきた。長い編成変化を経ながらも、Roine Stoltを軸にした作曲性と大きなスケール感を保ってきたバンドである。

作品の位置づけ

『Waiting For Miracles』は、The Flower Kingsのディスコグラフィーの中でも、2010年代後半の流れに置かれる1枚。現行メンバーとしては、Hasse Fröberg、Roine Stolt、Lalle Larsson、Michael Stolt、Mirko DeMaioの布陣がクレジットされている。メロディ、組曲的な展開、鍵盤とギターの掛け合いといった、このバンドの基本線がそのまま前面に出るタイトルで、2019年時点のバンド像を示す作品として見ることができる。

リリース情報とパッケージ

  • リリース年: 2019年
  • リリース国: Europe
  • レーベル表記: InsideOutMusic / Century Media Records、Foxtrot Music ABとのライセンス契約下
  • フォーマット: 180 gram vinyl
  • 仕様: ゲートフォールド、歌詞シート付属

この盤は180グラム重量盤のゲートフォールド仕様で、歌詞シートが付属する。CDはダブルのプラスチックスリーブに収められている。EU製で、2019年当時のリリース形態としてまとまっている。

サウンドの印象

The Flower Kingsの作品は、長尺曲の構成、テーマの反復と展開、アンサンブルの密度が聴きどころになりやすいが、本作もその系譜にある。Roine Stoltのギターと、鍵盤のLalle Larssonによる色彩の付け方、Hasse Fröbergのボーカルが軸になり、バンド全体で場面を切り替えていくタイプの作り。単発のフックで押すというより、曲の中で複数のパートをつないでいく感触が強い。

北欧のシンフォニック・プログレという文脈では、Genesis、Yes、King Crimsonといった70年代プログレの影響を引き合いに出されることが多いが、The Flower Kingsはそこに独自のメロディ感覚と現代的な録音感を加えてきたバンドでもある。2019年作の本作も、その路線の延長線上にある1枚と受け取れる。

メンバー面の注目点

本作のクレジットには、過去に在籍したJonas Reingold、Daniel Gildenlöw、Jaime Salazar、Tomas Bodinらの名前も記録されている。The Flower Kingsはメンバーの流動が大きいバンドだが、そうした変遷の中でも、Roine Stoltを中心にした音作りが継続している点は大きい。現行メンバーに加え、過去の主要人物の名前が並ぶことで、バンドの歴史の厚みも見えてくる。

まとめ

『Waiting For Miracles』は、2019年のThe Flower Kingsを示す作品。スウェーデン発のシンフォニック・プログレという土台の上で、長く続いてきたバンドの作法がそのまま反映されたタイトルである。重量盤、ゲートフォールド、歌詞シート付きというフィジカル面も含めて、作品としてのまとまりが感じられる1枚。

トラックリスト

  • A1 – House Of Cards
  • A2 – Black Flag
  • A3 – Miracles For America
  • B1 – Vertigo
  • B2 – The Bridge
  • B3 – Ascending To The Stars
  • C1 – Wicked Old Symphony
  • C2 – The Rebel Circus
  • C3 – Sleep With The Enemy
  • C4 – The Crowning Of Greed
  • D1 – House Of Cards Reprise
  • D2 – Spirals
  • D3 – Steampunk
  • D4 – We Were Always Here
  • D5 – Busking At Brobank
  • CD1-1 – House Of Cards (1:55)
  • CD1-2 – Black Flag (7:37)
  • CD1-3 – Miracles For America (9:54)
  • CD1-4 – Vertigo (10:02)
  • CD1-5 – The Bridge (5:17)
  • CD1-6 – Ascending To The Stars (5:32)
  • CD1-7 – Wicked Old Symphony (5:39)
  • CD1-8 – The Rebel Circus (5:45)
  • CD1-9 – Sleep With The Enemy (5:48)
  • CD1-10 – The Crowning Of Greed (4:51)
  • CD2-1 – House Of Cards Reprise (1:20)
  • CD2-2 – Spirals (5:04)
  • CD2-3 – Steampunk (6:21)
  • CD2-4 – We Were Always Here (7:36)
  • CD2-5 – Busking At Brobank (0:52)

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2026.10.19
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