Big Big Train – A Flare On The Lens – Live In London – (2024)

Big Big Train『A Flare On The Lens – Live In London -』

Big Big Trainは、イングランド・ボーンマスを拠点に活動するプログレッシブ・ロック・バンド。1990年結成の独立系バンドで、グレッグ・スポウトンを中心に歩みを重ねてきたグループだ。2024年作の本作『A Flare On The Lens – Live In London -』は、その現在形をライヴで切り取った作品として位置づけられる。

作品の輪郭

ジャンルはロック、スタイルはプログ・ロック。Big Big Trainらしく、曲展開の細かな切り替えやアンサンブルの積み上げが軸になっているはずの内容で、スタジオ盤とは違う演奏の流れや空気感が前面に出るライヴ作品と見てよさそうだ。ギター、キーボード、ベース、ドラムを中心に、コーラスを含めた厚みのある編成が、このバンドの持ち味につながっている。

サウンドの印象

Big Big Trainの音は、リズムの変化を細かく織り込みながら、旋律をきちんと前に出していく作りが特徴的。派手さだけに寄らず、楽器同士の受け渡しや積層感で聴かせるタイプのプログ・ロックで、同時代の英系プログレやシンフォニック寄りの流れともつながる部分がある。演奏面では、しっかりしたビートの上に鍵盤とギターが重なる構成が想像しやすく、ライヴではその立体感がより見えやすい内容になりそうだ。

バンドの現在地

本作が面白いのは、長いキャリアを持つバンドの「今」を示すライヴ盤であるところ。Big Big Trainは結成から長く活動を続けてきたが、メンバーの変遷も多い。そのなかでグレッグ・スポウトンが継続してバンドを支え、近年の編成でも活動を続けている。ライヴ作品は、そうした変化を経たうえでの現在のアンサンブルを確認できる記録としても読める。

関連する文脈

Big Big Trainは、YESやGenesisの流れを思わせる英国的プログレの文脈で語られることが多い一方、現代的な録音感や演奏の精度も備えたバンドとして扱われることが多い。過去のプログレをなぞるだけではなく、今のバンドとして鳴らすことに重心がある点が、この作品にも通じている。

まとめ

『A Flare On The Lens – Live In London -』は、2024年のBig Big Trainをライヴという形で捉えた一枚。緻密な演奏、鍵盤とギターの重なり、コーラスを含む厚みのある構成。そのバンドらしさが、ロンドンでのステージを通して記録された作品として見えてくる。

トラックリスト

  • A1 Folklore (7:23)
  • A2 The Connection Plan (4:15)
  • A3 Curator Of Butterflies (8:22)
  • B1 Summoned By Bells (10:25)
  • B2 Drums And Brass 2023 (5:35)
  • B3 Love Is The Light (7:02)
  • C1 A Boy In Darkness (8:30)
  • C2 Victorian Brickwork (14:19)
  • D1 Apollo (8:32)
  • D2 East Coast Racer (16:13)

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2026.05.18