Hako Yamasaki – ライブII 歌在りて (1979)

山崎ハコ『ライブII 歌在りて』について

山崎ハコの『ライブII 歌在りて』は、1979年に日本でリリースされたライブ作品。フォークを軸にした弾き語りの世界を、そのまま会場の空気ごと切り取ったような一枚で、山崎ハコという表現者の輪郭がよく見える内容になっている。

山崎ハコは、1970年代の日本のフォーク・ブームを支えたシンガーソングライターのひとり。ギターを手にした歌唱と、自作曲を中心にした活動で知られ、1975年から2024年まで継続的に作品を発表してきた。歌と語りの距離が近いタイプのアーティストで、このライブ盤でもその持ち味が前面に出ている印象がある。

サウンドの印象

編成はシンプルで、アコースティック寄りの質感が中心。大きな音の演出よりも、歌声の抑揚や言葉の運び、ギターの細かなニュアンスが耳に残るタイプの作品といえる。リズムも派手さより、歌のテンポに寄り添う形で進んでいく。

ライブ録音らしく、スタジオ盤とは違う呼吸感があるのも特徴。観客の気配を含めて、曲がその場で立ち上がっていく感覚が伝わってくる。

作品の位置づけ

1979年時点の山崎ハコは、すでにフォーク系シンガーソングライターとして確かな存在感を持っていた時期。『ライブII 歌在りて』は、その活動の中でも、歌そのものに焦点を当てた記録として捉えやすい。タイトルにある「歌在りて」という言葉も、この作品の性格をそのまま示しているように見える。

同時代の日本のフォークやアコースティック系の流れの中では、語り口の強さや、私的な感情をそのまま歌に置き換える作風が印象に残る。山崎ハコの作品は、吉田拓郎や中島みゆきなどと並べて語られることもあるが、このライブ盤では特に、ひとりの歌い手としての存在感が前に出ている。

作品の輪郭

  • アーティスト: 山崎ハコ
  • タイトル: 『ライブII 歌在りて』
  • リリース年: 1979年
  • 国: 日本
  • ジャンル: Folk, World, & Country
  • スタイル: Folk, Acoustic

山崎ハコのライブ作品として、歌声とギターの距離感をそのまま楽しめる一枚。1970年代末の日本のフォークの空気を、記録としても感じやすい内容になっている。

トラックリスト

  • A1 島原地方の子守唄
  • A2 ひえつき節
  • A3 檜原ふるさと
  • A4 望郷歌
  • B1 こきりこ
  • B2 花嫁人形
  • B3 ソーラン節
  • B4 佐渡おけさ
  • B5 五木の子守唄
  • C1 テンポイントの唄
  • C2 ヨコハマ
  • C3 ボロボロ
  • C4 心の中は何かでいっぱい
  • C5 日没
  • D1 望郷
  • D2 二丁目の子守唄
  • D3 白い花
  • D4 向かい風

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2026.05.21