Space – Just Blue (1978)
Space「Just Blue」
フランスのグループ、Spaceによる1978年作「Just Blue」。ディディエ・マルワニ(Didier Marouani、Ecama名義でも知られる)とローラン・ロマネッリ(Roland Romanelli)を軸にしたユニットで、1977年のUKディスコ・ヒット「Magic Fly」で知られる存在だ。本作もその流れにある、エレクトロニックとディスコの接点にある作品になっている。
作品の輪郭
収録曲には「My Love Is Music」「Final Signal」「Symphony」などが並ぶ。加えて、12インチ版では「Tango In Space」や「Carry On, Turn Me On」といった曲も知られている。シンセサイザーの音色を前に出した作りで、ビートは4つ打ち寄りの推進力があり、リズム隊はディスコの骨格を保ちながら、全体は電子音で組み上げられている印象だ。
メロディの運びは明快で、弦やコーラスのような役割をシンセが担う場面も目立つ。ダンス・ミュージックとしての機能と、演奏音源としての構成の両方が見えやすい一枚。
Spaceの中での位置づけ
Spaceは「Magic Fly」のヒットで広く知られたあと、よりアンダーグラウンド寄りのディスコ作品も展開していく。その中で「Just Blue」は、バンド名義の作品群のなかでも、青いヴィニール盤として知られるタイトルのひとつ。初期の代表曲とは少し違う角度から、グループの電子音志向を示す内容になっている。
同時代との関わり
1970年代後半のディスコ/エレクトロニックの文脈では、シンセサイザーを前面に出した作品が増えていく時期だった。Spaceもその流れのなかで、一般的なディスコよりも機械的な質感を強めたサウンドを提示している。フレンチ・ディスコの系譜として見られることも多く、同時代の電子音楽とダンス・ミュージックの接点を感じさせる内容だ。
クレジット
- アーティスト: Space
- タイトル: Just Blue
- オリジナル・リリース年: 1978年
- 盤のリリース年: 1979年
- ジャンル: Electronic
- スタイル: Disco
参加メンバーには Madeline Bell、Didier Marouani、Roland Romanelli、Jannick Top、Patrice Tison、Joe Hammer、Roy Robinson、Janny Loseth、Cissy Stone らの名前が並ぶ。Spaceの電子ディスコ路線を確認できる一作として、1980年代直前の空気をよく映している。
トラックリスト
- A1 Just Blue (4:40)
- A2 Final Signal (4:25)
- A3 Secret Dreams (4:27)
- A4 Symphony (4:50)
- B1 Save Your Love For Me (5:40)
- B2 Blue Tears (5:42)
- B3 My Love Is Music (6:43)