Ike White – Changin’ Times (1976)

Ike White『Changin’ Times』について

Ike Whiteの『Changin’ Times』は、1976年にUSでリリースされたファンク/ソウル作品。アメリカ出身のギタリスト兼キーボーディストであるIke Whiteにとって、アルバムとして知られる一枚で、本人が服役中の1974年にサン・クエンティン州立刑務所で録音された作品として知られている。

作品の位置づけ

このアルバムは、Ike Whiteのキャリアを語るうえで中心に置かれる作品。のちに彼は長く公の場から姿を消し、別名義で活動することになるが、この『Changin’ Times』は、そうした経歴の前に残された重要な記録として位置づけられる。1976年当時のファンク/ソウルの空気をまといながら、彼自身の背景も強く刻まれたタイトルになっている。

サウンドの印象

ジャンル表記はFunk / Soul、スタイルはSoul、Funk。リズムを前に出した展開と、ソウル寄りの歌心が軸になるタイプの一枚として捉えられる。ギターとキーボードを担うIke Whiteの持ち味が、ビートの粘りとメロディの流れの中で見えやすい作品といえる。

同時代のファンク/ソウルの文脈では、演奏の芯をしっかり置きつつ、歌とグルーヴを両立させる作りが特徴的。派手な装飾よりも、リズムの組み立てや音のまとまりに耳が向くタイプのアルバム。

エピソード

Ike Whiteは1964年に殺人罪で有罪判決を受け、長期服役ののち1979年に仮釈放された人物でもある。『Changin’ Times』は、その服役中に録音された作品という点でも特別な重みを持つ。のちには別名義で再び活動し、2019年には彼を追ったドキュメンタリー『The Changin’ Times of Ike White』も公開された。

まとめ

『Changin’ Times』は、1970年代のUSファンク/ソウルの流れの中にありながら、Ike Whiteという人物の経歴そのものが反映された一枚。作品単体でも、背景を含めても、記録性のあるアルバムとして見えてくる。

トラックリスト

  • A1 Changin’ Times (9:23)
  • A2 Comin’ Home (3:54)
  • A3 Antoinette (8:48)
  • B1 I Remember George (9:58)
  • B2 Happy Face (5:12)
  • B3 Love And Affection (5:37)

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2026.05.20