Anabis – Heaven On Earth (1980)
Anabis『Heaven On Earth』について
『Heaven On Earth』は、ドイツのプログレッシブ・ロック・バンド、Anabisによる作品です。オリジナルは1980年のリリースで、バンド結成初期の時期にあたるアルバムと見てよさそうです。アーティストの出身地はドイツ・マールブルク周辺で、1980年に結成されたというプロフィールとも重なります。
作品の位置づけ
Anabisは、アート・ロックとプログ・ロックを軸にしたバンドです。『Heaven On Earth』は、その初期の活動を示す記録として捉えやすい一枚です。1980年前後のドイツのロックといえば、クラウトロック以後の流れを受けつつ、より構成的で演奏面を重視したプログレ寄りの作品が並ぶ時期でもあり、この作品もその文脈に置いて理解しやすいです。
同時代のドイツ勢でいうと、曲の展開を重ねていくタイプのプログ・ロックや、演奏と構成のバランスを意識したアート・ロックの系譜に近い印象があります。派手なヒット曲で押すというより、アルバム全体で聴かせるタイプの作品として見られます。
サウンドの印象
スタイル表記はアート・ロック、プログ・ロックです。そうした枠組みから見ると、曲ごとの展開、楽器の重なり、演奏の組み立てが軸になっている作品と考えやすいです。ロックの基本形を保ちながら、細かなアレンジや構成で聴かせるタイプの質感が想像されます。
メンバー数も多く、Jürgen Haustein、Günther Hergl、Werner Eismann、Frieder Gottwald、Holger Sann、Eleonore Wittekind-Eismann、Mike Morkel、Stefan Gans、Bertrand Cazeneuve、Andreas Sommavilla、Robert L. Langstroff、Erhard Waschke、Peter Müller、Roland Dörr、Bert Beck、Frank Michael Gottwald、Walter Morkelと、かなり大所帯です。こうした編成は、厚みのあるアンサンブルや多彩なパート構成につながりやすいです。
聴きどころの見方
この作品については、特定の代表曲やヒット曲が広く知られているというより、アルバム単位でのまとまりに注目したいタイトルです。プログ・ロックらしく、1曲ごとの存在感だけでなく、曲順を通して流れを追う楽しみ方がしっくりきます。
- ドイツのプログ・ロック/アート・ロックの一作
- 1980年オリジナルの作品
- 大人数編成によるアンサンブル感
- 楽曲構成を重視したアルバムとしての性格
まとめ
Anabis『Heaven On Earth』は、1980年のドイツ産プログ・ロックとして位置づけやすい作品です。バンド初期の空気を伝えるアルバムとして、アート・ロック寄りの構成感と、複数メンバーによる演奏の厚みがポイントになりそうです。派手さよりも、作品全体の組み立てで聴かせるタイプの一枚として見ておくと、輪郭がつかみやすいです。
トラックリスト
- A1 Heaven On Earth (13:00)
- A2 Water-Problem (3:55)
- A3 Faded Dreams
- B1 Malleus Maleficarum (13:15)
- B2 Assassination (6:00)