• TOP
  • Rock
  • Tim Bowness – Powder Dry (2024)

Tim Bowness – Powder Dry (2024)

Tim Bowness『Powder Dry』について

Tim Bownessの『Powder Dry』は、2024年に登場した作品。No-Manの中心人物として知られるTim Bownessが、ソロ名義であらためて自分の音楽をまとめた一枚で、アート・ロックとプログレッシブ・ロックの流れの中に置ける内容になっている。

Tim Bownessは、Porcupine TreeのSteven Wilsonと組んだ長期プロジェクトNo-Manで広く知られる存在だが、ソロや客演でも活動の幅を広げてきたアーティスト。この『Powder Dry』も、その経歴が反映された作品で、バンドの枠に収まりきらない作り手としての視点が前に出るタイトルといえる。

制作とリリースの情報

本作は、イングランドのウィルトシャーで2022年11月から2024年2月にかけて録音され、ロンドンのNo Man’s Landで2023年3月から2024年3月にかけてミックスされた。制作期間が比較的長く、段階を追って仕上げられたことがうかがえる。

盤は2024年リリース。フルカラーのインナー・スリーブが付属し、歌詞とクレジットを収録。シュリンクのステッカーには「kscope1242」とある。さらに、購入元によってはサイン入りアートプリントが付く形で流通していた。

音楽的な位置づけ

Tim Bownessの作品群の中では、No-Manで培われた繊細な構成感と、ソロならではの個人的な温度が重なるタイプのアルバムに見える。Stephen Bennettが参加している点も含め、演奏とアレンジのバランスを重視した作りが想像される。

アート・ロックやプログレッシブ・ロックの文脈では、派手な技巧を前面に出すというより、曲の流れや音の配置で聴かせるタイプの作品として捉えやすい。Tim Bownessは、そうした英国的な室内感のあるロックの系譜に位置するアーティストで、同時代のプログレ周辺の作家性を持つミュージシャンたちと比較されやすい存在でもある。

作品の見どころ

このアルバムは、全曲が2022年から2024年にかけてじっくり作られている点が特徴。短期集中でまとめた作品というより、時間をかけて音を整えた記録として受け取れる。歌詞とクレジットがきちんと付属するあたりも、アルバム全体を通して聴かせる設計を感じさせる。

Tim Bownessのソロ作は、No-Manのファンからも自然に接続できる一方で、より個人の視点が出やすいところがある。『Powder Dry』も、その延長線上にあるタイトルとして見ると輪郭がつかみやすい。

ひとことで整理すると

2024年のTim Bownessによるソロ作品。No-Man以後の文脈を引き継ぎながら、アート・ロック/プログレッシブ・ロックの手触りでまとめられたアルバム、という位置づけの一枚。

トラックリスト

  • A1 – Rock Hudson (2:04)
  • A2 – Lost / Not Lost (2:09)
  • A3 – When Summer Comes (2:59)
  • A4 – Idiots At Large (2:50)
  • A5 – A Stand-Up For The Dying (4:59)
  • A6 – Old Crawler (1:18)
  • A7 – Heartbreak Notes (1:33)
  • A8 – Ghost Of A Kiss (1:36)
  • B1 – Summer Turned (2:06)
  • B2 – You Can Always Disappear (2:38)
  • B3 – Powder Dry (2:38)
  • B4 – Films Of Our Youth (1:30)
  • B5 – This Way Now (2:20)
  • B6 – I Was There (4:07)
  • B7 – The Film Of Our Youth (2:17)
  • B8 – Built To Last (2:32)

関連動画

2026.07.09
この記事をシェア