David Bowie – Tonight (1984)
David Bowie「Tonight」について
David Bowieの「Tonight」は、1984年に発表されたアルバムだ。今回の日本盤は1985年リリースで、オリジナル作品を日本で流通させた初期プレスにあたる。ブリティッシュ・ポップ/ロックの流れの中で作られた作品で、ボウイの80年代前半の作風を知るうえで重要な一枚になっている。
作品の位置づけ
「Tonight」は、前作「Let’s Dance」の大きな成功のあとに出たアルバムだ。1980年代のボウイは、ダンス・ミュージックや当時のポップ・サウンドを取り込みながら、作品ごとに方向を変えていたが、この作品でもその路線が続いている。ロックを軸にしつつ、当時のポップ・ロックらしい整った音像が前面に出た内容になっている。
同時代の空気で見ると、80年代中盤の英国ポップ/ロックらしい、明快なビートとシンセの使い方が印象に残る時期の作品だ。ボウイのキャリア全体で見ると、70年代の実験性やキャラクター性の強い時代とは違い、商業的なポップ・ロックのフォーマットに寄せたアルバムのひとつとして位置づけられる。
収録曲と知られた楽曲
このアルバムでは、タイトル曲「Tonight」が中心的な楽曲として知られている。加えて、ヒット曲としては「Blue Jean」が代表的だ。シングルとしても広く知られており、当時のボウイのポップな側面をよく示す曲になっている。
また、アルバム収録曲には、のちにライブでも触れられることのある曲が含まれている。ボウイ作品の中では、楽曲単体の強さよりも、アルバム全体の流れで聴くと当時の音作りが見えやすい一枚だ。
日本盤の特徴
今回の日本盤は、帯と歌詞カード付きの初回プレス。日本盤らしく、英語詞を追いながら聴ける作りになっている。80年代の輸入盤/国内盤の違いを感じやすい時期のリリースでもあり、コレクション面でも分かりやすい仕様だ。
盤の発売年は1985年だが、作品そのものは1984年のオリジナル・アルバムとして扱われる。したがって、内容は1984年時点のボウイのサウンドを反映している。
聴きどころの整理
- 1984年のDavid Bowieを示すポップ・ロック作品
- 「Blue Jean」など、シングル曲の存在感
- 80年代中盤らしい整ったアレンジとビート感
- 日本盤ならではの帯・歌詞カード付き仕様
総評
「Tonight」は、David Bowieの幅広いディスコグラフィの中で、80年代ポップ・ロックの側面を押し出した作品だ。実験的な側面を強く求めるアルバムではなく、当時のポップ・ミュージックの文法に沿った作りが目立つ。代表曲「Blue Jean」を含むことで、アルバムとしての輪郭もつかみやすい。
日本盤初期プレスは、1984年の作品を1985年の国内リリースとして手に取れる一枚。Bowieの80年代を追ううえで、ひとつの節目として見やすいタイトルだ。
トラックリスト
- A – Tonight (Vocal Dance Mix)
- B1 – Tumble And Twirl (Extended Dance Mix)
- B2 – Tonight (Dub Mix)
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