Hopo – Dietro La Finestra (1991)
Hopo『Dietro La Finestra』について
Hopoの『Dietro La Finestra』は、1991年にイタリアで登場した作品で、ロックの中でもプログレッシブ・ロック寄りの文脈で語られる一枚だ。演奏メンバーにはCarlo Poggini、Marino Baccini、Paolo Tovoli、Enrico Barbieri、Michelangelo Zorzitの5名がクレジットされている。
録音とミックスは、1991年6月から7月にかけて、フローレンスのSound Exportスタジオで行われたと記されている。制作時期がはっきりしているので、当時のイタリアのプログレ再興期の空気をそのまま閉じ込めた作品として見やすい。
作品の位置づけ
イタリアのプログレッシブ・ロックは、1970年代の伝統を土台にしながら、1980年代末から1990年代初頭にかけても継続して作品が出ていた流れがある。『Dietro La Finestra』もその延長線上に置けるタイトルで、国産プログレの系譜を意識した作品として捉えられることが多いタイプだろう。
バンドの詳しいプロフィールは多く残っていないが、5人編成で制作されている点からも、アンサンブル重視の構成が想像しやすい。個々の演奏を積み上げていく作りの作品として受け止められる。
リリースの特徴
オリジナルの1991年盤は、500枚限定という少数プレスで出ている。流通量が少ないため、当時からコレクター向けの性格を持っていた作品といえる。
盤としては1991年のリリースで、作品自体も1991年のものとして扱える。録音年と同じ年に世に出ているので、制作から発表までの距離が短いのも特徴だ。
聴きどころの見方
実際の音像については、プログレッシブ・ロックの基本である楽器の掛け合い、曲展開の切り替え、まとまりのある演奏が見どころになりやすいタイプだ。イタリア盤らしく、メロディとアンサンブルの両方を追う聴き方がしっくりくる。
代表曲や広く知られたヒット曲については、少なくともこの作品単体では前面に出て語られるものではない。アルバム全体を通して聴くことで印象が残る構成の作品として受け取るのが自然だろう。
まとめ
『Dietro La Finestra』は、1991年のイタリア産プログレッシブ・ロックの一枚として、Sound Exportスタジオでの録音・ミックス、5人編成、500枚限定プレスという要素がそろった作品だ。イタリアのプログレ史の流れの中で、90年代初頭の継続性を示すタイトルとして位置づけられる。
トラックリスト
- A1 – Dietro La Finestra (7:46)
- A2 – Un Uovo Di Cristallo (5:40)
- A3 – Non Era Un Fiume (6:26)
- B1 – A Piedi Nudi (6:45)
- B2 – Un Minuto Solo (5:45)
- B3 – La Luna Gioca Ancora (7:35)