Terraced Garden – Braille (1984)
Terraced Garden「Braille」について
Terraced Gardenの「Braille」は、1984年にカナダで出たプログレッシブ・ロック作品である。バンドはトロントを拠点にしたグループで、マルチ奏者のCarl Tafelを中心に活動した。1980年代に3枚のアルバムを残したことでも知られる。
本作は、同時代の北米プログレに見られる、演奏の切り替えや曲展開を重視した作りの一枚として捉えやすい。シンフォニック・ロックの要素も含むので、単に硬質なロックというより、構成の流れや音の重なりを意識した作品という印象につながる。
作品の基本情報
- アーティスト: Terraced Garden
- タイトル: Braille
- オリジナル・リリース年: 1984年
- リリース国: カナダ
- ジャンル: Rock
- スタイル: Prog Rock, Symphonic Rock
盤としての特徴
この盤には歌詞入りのインナー・スリーヴが付属する。レーベル表記は「Melody & Menace Records」となっている。1984年当時のカナダ盤としてまとまった形で出たリリースで、作品の初出盤として扱える一枚である。
音の方向性
Terraced Gardenは、トロントのプログレ・バンドらしく、演奏の細かい切り替えと曲の組み立てで聴かせるタイプのグループとして見られる。Carl Tafelのマルチインストゥルメンタルな手つきが前面にあるバンドなので、各パートの役割がはっきりしたアレンジが想像しやすい。
プログレッシブ・ロックやシンフォニック・ロックの文脈では、同時代のカナダ勢や英国勢と並べて語られることがあるタイプの作品である。大作志向や展開の多さを持つ作品群の中に置くと、Terraced Gardenの個性も見えやすい。
位置づけ
「Braille」は、Terraced Gardenの1980年代の活動を追ううえでの基点になりやすいアルバムである。バンドが3枚のアルバムを残したというプロフィールの中でも、最初期の作品として、グループの方向性を示す役割を持つ一枚といえる。
代表曲やシングル的なヒット曲については、この情報からは確認できない。アルバム全体の構成で聴かれるタイプの作品として扱うのが自然である。
まとめ
Terraced Garden「Braille」は、1984年のカナダ産プログレッシブ・ロック作品。トロントのバンドが残した初期作として、シンフォニックな要素を含む構成重視のアルバムである。歌詞入りインナー付きのオリジナル盤という点も含め、1980年代カナダ・プログレの一角を示す記録になっている。
トラックリスト
- A1 – Silent Disarray (2:34)
- A2 – Gentlemen Of Leisure (4:40)
- A3 – Versailles (3:42)
- A4 – Delusions Of Grandeur (4:33)
- A5 – Structural Damage (5:46)
- B1 – Internment (3:10)
- B2 – Winter (4:03)
- B3 – Fallen Honour (1:55)
- B4 – Blobo (5:00)
- B5 – Empty Beach (6:33)