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Paternoster – Paternoster (1972)

Paternoster『Paternoster』について

オーストリア、ウィーン出身のプログレッシブ・ロック・バンド、Paternosterによるセルフタイトル作。オリジナルは1972年の作品で、1971年のデビュー作に続く時期の録音として知られる。ここで取り上げる盤は2015年リリースの再発盤で、1972年3月9日と10日にウィーンのQuodlibet-Studiosで録音されている。

Paternosterは、1970年代初頭の短い活動期間のなかで残した作品で知られるバンドで、ウィーンのアンダーグラウンド・シーンに属する存在として語られることが多い。1971年の同名アルバムはごく少数しか流通しなかったことでも知られ、この1972年録音の作品も、その周辺の文脈で捉えられる一枚になっている。

作品の位置づけ

バンドの活動史のなかでは、初期の代表的な記録のひとつ。デビュー作と近い時期の制作であり、Paternosterというグループの音像や制作環境を続けて確認できる資料性の高い作品といえる。2015年盤はドイツ盤として出ており、単一ジャケットでのパッケージ。

録音と再発盤のポイント

録音は1972年3月、ウィーンのスタジオで実施。オリジナル時代の空気をそのまま伝える内容で、再発盤としては、1970年代初頭の記録を現在の流通環境で聴ける点に価値がある。リリース国はドイツで、盤の表記は「Made in Germany」。

オリジナル盤との違いについては、少なくとも提示情報からは2015年再発であること、そしてパッケージが単一ジャケットであることが確認できる。内容面は1972年録音の作品として扱うのが自然。

バンドの文脈

Paternosterは、オーストリアの地下的なプログレッシブ・ロックの流れに置かれることが多い。活動期間は短く、解散も早かったため、作品数は多くない。そのぶん、1971年作とこの1972年作が、バンドの全体像を知るうえで重要な手がかりになっている。

同時代の欧州プログレの文脈で見ると、英国勢の大作志向とは少し距離のある、地域性の強いアンダーグラウンド作品として捉えやすい。ウィーン録音という点も含め、ローカルな制作背景がそのまま残ったレコードだといえる。

メンバー

  • Haimo Wisser
  • Franz Wippel
  • Gerhard Walter
  • Gerhart Walenta

まとめ

Paternoster『Paternoster』は、1972年のウィーン録音を収めた、オーストリア産アンダーグラウンド・プログレの記録。短命なバンドの活動期を示す一枚であり、1971年のデビュー作とあわせて、Paternosterという名前を知るうえで外せない作品になっている。

トラックリスト

  • A1 – Paternoster (3:57)
  • A2 – Realization (3:31)
  • A3 – Stop These Lines (6:56)
  • A4 – Blind Children (6:14)
  • B1 – Old Danube (4:13)
  • B2 – The Pope Is Wrong (6:00)
  • B3 – Mammoth Opus O (8:55)

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