Shawn Phillips – Second Contribution (1971)
Shawn Phillips『Second Contribution』について
Shawn Phillipsの『Second Contribution』は、1971年にUSでリリースされたロック作品。フォークロックを軸にした1枚で、アメリカのシンガー・ソングライターらしい語り口と、演奏中心の組み立てが印象に残るアルバムです。Shawn Phillipsはテキサス州フォートワース出身で、シンガーとしてだけでなく、ギターや12弦ギター、シタールも含めたセッションワークでも知られる人物。
サウンドの印象
この作品は、フォークの輪郭を残しながらも、ロックのバンド感をきちんと持った作り。アコースティックな響きとエレクトリックな質感が並び、曲によってはリズムの置き方がはっきりしている場面もある。派手に押し出すというより、楽曲の流れを追いながら、声と演奏のバランスで聴かせるタイプの1枚。
フォークロックという枠の中では、同時代のシンガー・ソングライター作品と近い空気を持ちながら、Shawn Phillipsらしい個性も見えるところ。ドノヴァンの録音に参加していた経歴もあるだけに、フォーク由来の繊細さと、スタジオ録音での音の組み立てが自然につながっている印象です。
作品の位置づけ
Shawn Phillipsはアルバムを多く残しているアーティストで、『Second Contribution』もその初期の重要な1枚として見られることが多い作品。1971年という時期は、フォークロックやシンガー・ソングライター系の表現が広く展開していた頃で、このアルバムもその流れの中に置いて聴ける内容です。
タイトル通り、ひとつの“次の一歩”を示すような位置づけの作品とも受け取れそうです。派手なヒット曲で押すアルバムというより、アルバム全体のまとまりで聴かせるタイプの内容。曲ごとの表情を追う楽しみがある1枚です。
同時代の文脈
1971年のUSフォークロック周辺には、シンガー・ソングライターが自作曲を中心に、アコースティックとバンドサウンドを行き来する作品が多く並んでいた時期。Shawn Phillipsの『Second Contribution』も、その流れの中で自然に位置づけられるアルバムです。歌を前に出しながらも、演奏の細部で聴かせる作りが、この時代らしい手触りにつながっています。
まとめ
『Second Contribution』は、1971年のUSリリースらしいフォークロックの感触を持ったShawn Phillipsの作品。アコースティックとバンド演奏のあいだを行き来するような構成で、派手さよりも曲と演奏の流れが印象に残るアルバムです。Shawn Phillipsというアーティストの輪郭をつかむうえでも、ひとつの手がかりになりそうな作品。
トラックリスト
- A1 She Was Waitin’ For Her Mother At The Station In Torino And You Know I Love You Baby But It’s Getting Too Heavy To Laugh (SWWFHMATSITAYKILYBBIGTH) (4:54)
- A2 Keep On (3:21)
- A3 Sleepwalker (1:32)
- A4 Song For Mr. C (3:49)
- A5 The Ballad Of Casey Deiss (6:12)
- B1 Song For Sagittarians (3:43)
- B2 Lookin’ Up Lookin’ Down (3:55)
- B3 Remedial Interruption (1:56)
- B4 Whaz’ Zat (1:56)
- B5 Schmaltz Waltz (1:44)
- B6 F Sharp Splendor (0:36)
- B7 Steel Eyes (4:18)