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Jody Grind – One Step On (1969)

Jody Grind『One Step On』について

Jody Grindの『One Step On』は、1969年に登場したブリティッシュ・プログレッシブ・ロックの初期作品です。バンドは1968年11月に結成され、短い活動期間ののち1970年に解散しているので、この作品はその活動の中でもかなり早い時期の記録にあたります。トランスアトランティック系の英国ロック文脈で語られることが多い一方で、ジャズやブルースの感触もにじむバンドとして知られています。

作品の位置づけ

Jody Grindはアルバムを2枚残していて、『One Step On』はその2作目にあたる時期の作品です。デビュー作から続くバンドの流れの中で、よりまとまったバンド・サウンドを聴かせる一枚として位置づけられます。メンバーはIvan Zagni、Roger Sutton、Tim Hinkley、Bernie Holland、Pete Gavin、Barry Wilson。編成を見るだけでも、鍵盤とギターを軸にした英国ロックらしい手触りが想像しやすいです。

収録内容と盤の特徴

このイタリア盤は、オリジナルLPに対してA2がボーナス・トラックとして加わっているのが大きな違いです。つまり、同じタイトルでもオリジナル盤とは収録曲が少し異なる形になっています。盤の表記としては、スパインとラベルにAK 059、裏ジャケットには059という表記が見られます。また、ラベル表記ではバンド名が「Giody Grind」と誤記されています。

  • オリジナル作品年: 1969年
  • 盤のリリース国: イタリア
  • 盤の特徴: オリジナルLPにないA2を追加収録
  • ラベル表記: 「Giody Grind」と誤記

同時代の文脈

1969年前後の英国ロックは、ブルースロックの延長線上から、より組曲的な構成や鍵盤主体の展開へと広がっていく時期です。Jody Grindもその流れの中に置きやすいバンドで、同時代の英国プログレ周辺のバンドと比べると、派手な大作主義よりも、演奏の流れや曲の切り替わりに耳が向くタイプの作品として見られます。ジャズロック寄りの感触を持つグループと並べて語られることもあるバンドです。

聴きどころとして見えやすい点

実際に聴くと、鍵盤の動きとリズム隊の押し引きが曲の進行を作っていく印象が出やすい作品です。ギターが前面に出る場面もありますが、単独のリフで押し切るというより、バンド全体で展開を組み立てる感覚が強いです。プログレの初期らしい、曲の中で場面が変わっていく作りが見どころになりやすい一枚です。

まとめ

『One Step On』は、短命ながらも個性を残したJody Grindの1969年作として、初期英国プログレの空気を伝える作品です。イタリア盤ではオリジナルLPにない曲が加わっていて、同じタイトルでも少し違う顔を持っています。バンドの活動時期、編成、そして当時の英国ロックの流れを合わせて見ると、この一枚の輪郭がつかみやすいです。

トラックリスト

  • One Step On (18:43)
  • A2 – Paint It Black (Single Version) (5:06)
  • B1 – Little Message, 31/7/69 (4:39)
  • B2 – Night Today, 27/7/69 (5:02)
  • B3 – U.S.A., 27/7/69 (6:41)
  • B4 – Rock’n Roll Man, 27/7/69 (4:31)

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2026.07.10
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