Lost And Found – Forever Lasting Plastic Words (1968)
Lost And Found『Forever Lasting Plastic Words』について
Lost And Foundは、1960年代半ばから後半にかけてテキサス州ヒューストンで活動したサイケデリック・ロック・バンドである。『Forever Lasting Plastic Words』は1968年に登場した作品で、同バンドの名前が知られる中核的な録音として扱われている。クレジット上では、表ジャケット右上の黒い円内に「Forever Lasting Plastic Words」とあり、裏ジャケットには「Everybody’s Here」と記されている。オリジナル盤のラベルにはアルバム・タイトル表記がない。
作品の輪郭
収録内容は、60年代後半のアメリカン・サイケデリックの流れの中にある。ヒューストンという地域性を背にしながら、当時のロックが持っていた歪み、浮遊感、曲展開のひねりを、比較的素朴なバンド編成の中で鳴らしているタイプの作品として見られる。派手な技巧で押すというより、当時のローカル・バンドらしい距離感と、サイケデリック期特有の音色変化が印象に残る一枚である。
Lost And Foundというバンドの位置づけ
Lost And Foundは、ヒューストン周辺のガレージ/サイケデリック・シーンを語る際に挙がるグループのひとつで、Pete Black、James Harrell、Steve Webb、Jimmy Frostの編成で知られている。大きな全国ヒットを持つタイプではないが、60年代後半のローカル・サイケデリック・バンドがどのようにアルバムを作っていたかを示す資料性の高い存在である。
同時代の文脈
1968年は、アメリカのロックがサイケデリックの要素を広く取り込んでいた時期で、テキサス勢でも独自の音作りを持つバンドが多く現れていた。Lost And Foundもその流れの中にあり、サンフランシスコ勢のような大規模な実験性とは少し異なる、地域バンドらしいまとまりの中でサイケデリックな響きを扱っている点が特徴といえる。ヒューストンのローカル・シーンをたどるうえでの一枚、という見方がしやすい。
曲やアルバムの印象
この作品は、タイトル表記の揺れも含めて、当時のローカル盤らしい仕様が目につく。音楽そのものは、60年代後半のロックが持つストレートなビート感と、サイケデリック期らしい音のゆらぎが同居する内容で、歌と演奏のバランスを追っていくタイプの記録である。ヒット曲として広く知られる単独曲が前面に出る作品というより、アルバム全体で当時の空気を伝える性格が強い。
まとめ
『Forever Lasting Plastic Words』は、Lost And Foundというヒューストン発のサイケデリック・ロック・バンドが1968年に残した作品で、アメリカ南部のローカル・サイケデリックの姿を今に伝える一枚である。タイトル表記の揺れや、オリジナル盤の仕様の素朴さも含めて、60年代後半の独立したバンド作品らしい佇まいがある。
トラックリスト
- A1 – Forever Lasting Plastic Words
- A2 – Everybody’s Here
- A3 – There Would Be No Doubt
- A4 – Don’t Fall Down
- A5 – Zig Zag Blues
- A6 – Let Me Be
- B1 – Realize
- B2 – Stroke Blues
- B3 – I’m So Hip To Pain
- B4 – Living Eye
関連動画
- Lost and Found, Forever Lasting Plastic Words 1968 (vinyl record)
- Lost and Found – Let Me Be
- Lost and Found – 2 Stroke Blues
- Lost and Found – I’m so Hip to Pain
- Living Eye
- Lost and Found – Forever Lasting Plastic Words
- Lost and Found – Everybody’s Here
- Lost and Found – 25 M.P.H
- Lost and Found – I Realize
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