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Love Live Life – Love Will Make A Better You (1971)

Love Live Life『Love Will Make A Better You』について

Love Live Lifeは、1960年代のビート・ロックから1970年代のより踏み込んだロックへとつながる、日本のロック史の中で重要な位置を占めるグループだ。この『Love Will Make A Better You』は1971年に発表された作品で、同時期の日本のロックが持っていたブルース色、サイケデリックな感触、そして実験性がまとまって表れている。

レコードとしては2022年12月のRecord Day限定リリース。オリジナル作品の再提示という形で、当時の空気を今のフォーマットで聴ける盤になっている。

作品の輪郭

Love Live Lifeは、一般には重いブルース・ロック作として知られる作品で語られることが多いが、この『Love Will Make A Better You』は、ホーンやジャズ、ソウルの要素も交えた、やや別の顔を見せるアルバムとして位置づけられる。英語表記の少ないジャケットや、やや謎めいたタイトルも含めて、当時の国内ロック作品らしい独特の存在感がある。

ロックを軸にしながら、演奏の中では直線的なバンドサウンドだけでなく、管楽器の入り方やリズムの組み立てに工夫が見える。いわゆるギター中心のブルース・ロックだけでは収まらない内容で、同時代の日本のロックの中でも、より実験的な方向へ踏み出した作品として捉えやすい。

メンバーと演奏の印象

参加メンバーは、Chito Kawachi、Masaoki Terakawa、Hiro Yanagida、Takao Naoi、Kosuke Ichihara、Toshiaki Yokota、Naomi Kawahara、水谷淳。日本のロック/ジャズ周辺で知られる奏者が集まっており、バンド演奏だけでなく、アンサンブル全体の厚みが作品の性格を作っている。

聴き進めると、ギター、オルガン、サックスなどがぶつかり合う場面があり、単純にコード進行を追うだけのロックではない。曲ごとにリズムの置き方や音の隙間の作り方が変わり、演奏の呼吸そのものが聴きどころになっている。

同時代の文脈

1971年という時期の日本では、海外のブルース・ロックやサイケデリック・ロックの影響を受けつつ、国内のバンドが独自の表現を探っていた。この作品も、その流れの中にある。重たいギター・ロックの感触と、ジャズ寄りの編成感、ソウル的なリズム感が同居していて、当時の日本の実験的ロックの一断面として見ることができる。

比較の軸としては、同時代の日本のアングラ・ロックや、ブルースを基盤にしながら編成を広げた作品群が思い浮かぶ。とはいえ、この作品は単に模倣というより、複数の要素を一つのバンドの手触りにまとめようとした点に特徴がある。

再発盤としてのポイント

2022年盤は、1971年作品の再発にあたる。オリジナル盤を現行のレコードとして手に取りやすくしたもので、記録的な意味合いも大きい。こうした再発では、当時のジャケットや曲順、作品の構成をそのまま味わえる点が魅力になる。

この盤はRecord Day限定リリースなので、コレクション面でも注目されやすい。オリジナルの時代背景を持つ作品を、2022年のアナログ盤で改めて聴けるのがこのリリースの特徴だ。

まとめ

『Love Will Make A Better You』は、Love Live Lifeの中でも、ブルース・ロックを土台にしながら、ジャズやソウル、実験性を取り込んだ1971年の作品として見どころがある。日本のロックがフォークやビートの段階から次の表現へ進んでいく、その途中の熱量が詰まった一枚だ。

トラックリスト

  • A1 – The Question Mark (17:59)
  • B1 – Runnin’ Free (3:41)
  • B2 – Love Will Make A Better You (4:23)
  • B3 – Shadows Of The Mind (8:43)
  • B4 – Facts About It All (2:57)

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2026.08.11
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