Wolfgang Ambros – Es Lebe Der Zentralfriedhof (1975)
Wolfgang Ambros「Es Lebe Der Zentralfriedhof」
Wolfgang Ambrosによる1975年のアルバム「Es Lebe Der Zentralfriedhof」。オーストリア出身のシンガーソングライターによる作品で、ロック、ブルース、ポップの要素を土台にした一枚です。1976年盤として流通したものもあり、70年代半ばの空気をそのまま閉じ込めたような内容になっている。
作品の輪郭
このアルバムでは、ブルースロックを軸にしながら、アコースティックな手触りも前面に出ている。ギターを中心にしたバンド感のある演奏の中に、言葉の置き方やメロディの運びがしっかり残るタイプで、派手さよりも曲そのものの輪郭が見えやすい構成。録音の雰囲気も、70年代のロック作品らしい自然な響きが印象に残る。
言葉と地域性
Wolfgang Ambrosはオーストリアのシンガーソングライターで、ウィーン周辺の方言や日常語感を含んだ表現でも知られる人物。この作品でも、地域性のある言葉づかいが音楽の印象を形づくっている。収録曲「Zwickt’s Mi」は、オーストリア盤では方言版、ドイツ盤ではより標準的なドイツ語に近い歌詞で収められている点が特徴。
時代背景と位置づけ
1970年代のドイツ語圏ロックの流れの中で見ると、ブルースロックやアコースティック寄りの作りを持ちながら、歌詞の個性で存在感を出すタイプの作品として捉えやすい。英語圏のロックとは別の文脈で、言葉の響きと曲の推進力が並んでいるところが面白い。Wolfgang Ambrosの代表的な時期を示すアルバムのひとつとして扱われることが多い。
基本情報
- アーティスト: Wolfgang Ambros
- タイトル: Es Lebe Der Zentralfriedhof
- オリジナル・リリース年: 1975
- 盤のリリース年: 1976
- ジャンル: Rock / Blues / Pop
- スタイル: Blues Rock / Acoustic
- アーティストの国: Germany
- リリース国: Germany
70年代ドイツ語圏ロックの中でも、言葉の温度と演奏の距離感がそのまま残る一枚。タイトル曲を含め、当時の空気を知る手がかりとしても見ていける作品。
トラックリスト
- A1 Es Lebe Der Zentralfriedhof (5:12)
- A2 Wem Heut Net Schlecht Is (3:10)
- A3 Espresso (4:50)
- A4 G’söchta (3:07)
- A5 Heite Drah I Mi Ham (4:00)
- B1 Zwickt’s Mi (3:45)
- B2 Familie Pingitzer (2:49)
- B3 De Kinettn Wo I Schlof (4:02)
- B4 A Gulasch Und A Seitl Bier (4:00)
- B5 I Glaub I Geh Jetzt (3:55)