Deep Purple – Perfect Strangers (1984)
Deep Purple『Perfect Strangers』について
『Perfect Strangers』は、Deep Purpleが1984年に発表した通算11作目のスタジオ・アルバムだ。イギリスのハードロック・バンドとして知られる彼らにとって、これは1973年の『Who Do We Think We Are』以来となるMark II編成の再集結作であり、9年ぶりのスタジオ・アルバムでもある。バンドの歴史の中でも、節目の位置にある作品として扱われている。
メンバーは、イアン・ギラン、リッチー・ブラックモア、ロジャー・グローヴァー、ジョン・ロード、イアン・ペイスという、いわゆるMark IIの布陣。Deep Purpleの中でも特に知られた編成で、バンドの代表的な時期を思い出させる顔ぶれだ。
アルバムの位置づけ
Deep Purpleは1968年結成のバンドで、レッド・ツェッペリンやブラック・サバスと並んで、ヘヴィメタルとモダン・ハードロックの先駆者のひとつとして語られてきた。そうした長い歴史の中で見ると、『Perfect Strangers』は過去の看板編成を再び揃えた復活作という意味合いが強い。実際、このアルバムは再結成Mark IIとして最も成功した作品とされている。
1970年代前半のDeep Purpleを知る耳で聴くと、ギランの歌、ブラックモアのギター、ロードのオルガンが揃った時のバンドの呼吸が、1980年代の録音として戻ってきたことが大きい。派手に時代へ寄せるというより、過去の持ち味をそのまま前面に出した作品という印象が残る。
収録曲と代表曲
シングルとしては、1曲目の「Knocking at Your Back Door」と5曲目の「Perfect Strangers」が出ている。「Perfect Strangers」はアルバムのタイトル曲でもあり、この時期のDeep Purpleを象徴する曲としてよく挙げられる。
一方で、CDやカセット版には「Not Responsible」が収録されているが、アナログ盤では外されている。LPで聴く場合は、曲順と収録内容が少し異なる点がこの作品の特徴だ。
1984年という時代の中で
1980年代半ばのハードロックは、当時のメインストリームの中で音像が整えられていく時期でもあった。その中で『Perfect Strangers』は、Deep Purpleらしいバンド演奏を軸にしたアルバムとして存在感を示している。レッド・ツェッペリンやブラック・サバスと並べて語られることが多いバンドの中でも、リユニオン作としての重みがはっきりしている一枚だ。
録音は1984年8月、発売は同年10月29日。オリジナルの英国盤・米国盤の流れに対して、日本盤は帯付きで、解説インサートやカラー写真入りの内袋が付属する仕様になっている。日本盤ならではの資料性もある。
日本盤の仕様
- 帯付き
- 手書き風のライナーノーツ入りインサート
- カラー写真・歌詞・クレジット掲載の光沢内袋
- 店頭用のカラーポスターが付く場合あり
- 盤は強い光にかざすと黒の半透明に見える仕様
レーベル表記は℗1984 Polygram Records, Inc.、日本での製造はPolydor K.K. Japan。こうした国内盤の作り込みも、80年代の洋楽LPらしい見どころだ。
まとめ
『Perfect Strangers』は、Deep Purpleの長い歴史の中でも、Mark II編成の再始動を告げる作品として位置づけられる。バンドの代表的な顔ぶれが再び集まり、タイトル曲や「Knocking at Your Back Door」を含む内容で、1984年の時点におけるDeep Purpleの存在感をはっきり示したアルバムだ。
トラックリスト
- A1 – Knocking At Your Back Door
- A2 – Under The Gun
- A3 – Nobody’s Home
- A4 – Mean Streak
- B1 – Perfect Strangers
- B2 – A Gypsy’s Kiss
- B3 – Wasted Sunsets
- B4 – Hungry Daze