Krokofant – Q (2019)
Krokofant『Q』について
『Q』は、ノルウェー・Kongsberg出身のジャズ/プログレッシブ・トリオ、Krokofantによる2019年の作品。メンバーはAxel Skalstad、Jørgen Mathisen、Tom Hasslanの3人で、ジャズとロックの要素を軸にした編成になっている。
バンド紹介でも触れられている通り、Krokofantはプログレッシブ・ロックとジャズの両方のリスナーに向けた要素を持つグループで、推進力のあるリズム、メロディの厚み、演奏力の高さが特徴とされる。『Q』でも、その方向性がそのまま表れている印象だ。
サウンドの印象
ジャンル表記はJazz、Rock、スタイルはFusion、Prog Rock。音の作りとしては、ジャズ由来の即興性と、ロック寄りの直線的なドライブ感が並ぶ構成になりやすいタイプの作品といえる。リズムは前へ進む力があり、ギター、サックス、ドラムの絡みで密度を作る展開が中心になっている。
質感としては、演奏の輪郭がはっきりしたタイプ。複雑な拍子や細かな展開を使いながらも、フレーズの流れは比較的つかみやすい部類に入る。ジャズ・ロックの文脈でいえば、フュージョンの流れとプログレッシブ・ロックの構成感が重なる位置づけ。
作品の位置づけ
Krokofantは、ジャズとプログレッシブ・ロックの接点にあるバンドとして知られている。『Q』もその路線を示す2019年の1枚で、バンドの持ち味である演奏の精度と、バンド全体の一体感が前面に出る作品として見られる。
同時代のジャズ・ロックやプログレッシブ系の作品と比べても、派手な装飾より演奏の密度を軸にしている点が目につく。北欧のジャズ・ロックらしい整理された音像と、ロックバンドとしての押し出しが同居するところが、このグループの特徴になっている。
まとめ
『Q』は、Krokofantの持つジャズとロックの接点を、2019年時点の形で示した作品。メロディ、推進力、演奏の緊張感が並ぶ一枚として、バンドの輪郭をつかみやすい内容になっている。
トラックリスト
- A1 Q – Part 1
- A2 Q – Part 2
- B1 Q – Part 3
- B2 Q – Part 4
- CD1 Q – Part 1
- CD2 Q – Part 2
- CD3 Q – Part 3
- CD4 Q – Part 4