Randy Burns – Evening Of The Magician (1968)
Randy Burns『Evening Of The Magician』について
『Evening Of The Magician』は、アメリカ出身のフォーク・シンガー/ソングライター/ギタリスト、Randy Burnsの作品。オリジナルは1968年のリリースで、2011年にオランダで300枚限定で再発された盤が確認できる。Randy Burnsは1948年4月14日、コネチカット州ニューヘイブン生まれのアーティストで、アコースティックな弾き語りを軸にしたフォークの流れの中にいる人だ。
本作は、60年代末のフォーク・ロックの空気をまとった一枚として捉えやすい。アコースティックなギターと歌を中心に据えつつ、ロックの時代感がほどよく入り込むタイプの作品で、当時のシンガー・ソングライター作品とつながる聴き味がある。派手な装飾で押すというより、曲と歌の組み立てで聴かせる方向性のアルバムだ。
作品の位置づけ
Randy Burnsのキャリアの中では、1960年代のフォーク/シンガー・ソングライター文脈を知るうえでの一枚として見やすい。本人のオフィシャルサイトやBandcampでも活動の足跡をたどることができ、彼の音楽がアメリカン・フォークの流れにあることは把握しやすい。本作も、その延長線上にある作品として受け取れる。
同時代の耳で並べるなら、フォークを土台にしながらロック時代へ移っていくシンガー・ソングライターたちの作品群と重なる部分がある。歌詞を前に出す姿勢、ギター主体の編成、過度に派手にしない曲作りという点で、60年代末のフォーク・ロックらしい輪郭が見える。
再発盤としてのポイント
2011年盤はオランダでのリリースで、300枚プレスという少数生産の盤。オリジナルの1968年盤に比べると、コレクション性の高い扱いの一枚といえる。再発盤として手に取られることが多いタイプの作品で、作品そのものを知る入口としても、当時の空気を追う資料としても意味がある。
聴きどころ
- 歌を前面に置いた、まっすぐなフォーク・ロックの作り
- アコースティック・ギターを軸にした、過不足の少ない音像
- 60年代末らしいシンガー・ソングライター的な曲調
ヒット曲や広く知られた代表曲については、この作品情報からは絞り込めない。とはいえ、アルバム単位で聴くと、Randy Burnsの歌とギターの持ち味を確認できる一枚として見えてくる。
まとめ
『Evening Of The Magician』は、1968年のフォーク・ロックの流れの中で位置づけやすいRandy Burnsの作品。2011年のオランダ盤は300枚限定で、オリジナル盤とは時代も流通も異なるが、作品の核にあるのは歌とギターを中心にしたシンプルな構成だ。60年代末のシンガー・ソングライター作品に通じる、落ち着いた輪郭のアルバムである。
トラックリスト
- A1 – Evening Magician (2:48)
- A2 – Echoes Of Mary’s Song (4:14)
- A3 – Ron’s Song (3:14)
- A4 – You’ve Got All Of Love Standing At Your Door (4:24)
- A5 – Susan Your Mind’s Got Wings (3:45)
- B1 – Girl From England (4:05)
- B2 – Rainy Day Children (4:28)
- B3 – Lady Rain Again (3:19)
- B4 – Springtime Song (3:02)
- B5 – When Daylight Comes In Everything (3:55)