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However – Calling (1984)

However『Calling』について

『Calling』は、USの前衛ロック/プログレ・ロック・バンド、Howeverが1984年に発表した作品です。バンドは1977年結成で、メンバーはBobby Read、Bill Kotapish、Joe Princiotto、Peter Princiotto。クレジットと歌詞を収めたシートが付属する点も、この時代の自主性の強い作品らしいところです。

ジャンル表記はRock、スタイルはArt RockとProg Rock。つまり、一般的なロックの枠内に置きながら、曲の構成や演奏の組み立てにひと工夫あるタイプの作品として捉えやすい1枚です。1980年代前半のUSプログレは、70年代の大仰なプログレとは少し距離を置きつつ、アートロック寄りの整理された作りに向かう流れもあり、その文脈の中で見ることができる作品といえます。

作品の位置づけ

1984年という年は、バンドにとって初出となる時期のリリースです。つまり『Calling』は、Howeverの活動の中でも早い段階の記録。バンドの輪郭を知るうえで、まず触れておきたいタイトルです。アーティスト紹介でも前衛性とプログレッシブな志向が示されているので、バンドの基本姿勢がそのまま出た作品として受け取れます。

同時代の文脈

同時代のUSロックでは、従来型のハードロックやAORとは別に、実験性を残したアートロックやプログレの系譜が細く続いていました。そうした流れの中では、曲展開を重視するバンドや、演奏の密度で聴かせるバンドが比較対象になりやすいです。Howeverも、その系譜に置いて見ると自然な存在感があります。

比較のイメージとしては、英国プログレの大作志向というより、USのバンドらしい実直な演奏感と構成重視の姿勢に目が向きます。派手な売り方より、作品そのものを通して知るタイプのレコードです。

収録内容とパッケージ

付属シートに歌詞とクレジットが載っているのもポイントです。歌詞を追いながら聴けるので、演奏だけでなく言葉の面でも作品を追いやすい構成です。クレジットが明示されていることで、バンド内の役割や制作の手触りも見えやすくなります。

聴きどころの見方

実際の音像としては、アートロックとプログレ・ロックの間を行く作品として、曲ごとの展開やアンサンブルの組み方に注目する聴き方が合いそうです。メロディを前に出す場面と、演奏の組み立てで引っ張る場面、その切り替えが作品の印象を決めるはずです。こうしたタイプの作品では、1曲ごとの完成度だけでなく、アルバム全体の流れも重要になります。

代表曲やヒット曲として広く知られた曲名は、この情報からは確認しにくいですが、バンドの初期作としてはアルバム全体がひとつのまとまりとして受け止められる1枚です。

まとめ

『Calling』は、1984年のUS発アートロック/プログレ・ロック作品。Howeverというバンドの初期像を示す、クレジットと歌詞付きのアルバムです。70年代プログレの遺伝子を引きつつ、80年代の時代感の中で整理された形に落とし込んだ作品として見ると、位置づけがつかみやすいです。

トラックリスト

  • A1 – Stop Sign (2:10)
  • A2 – Spheres Of Action (3:22)
  • A3 – Favour Me Oblivion (4:53)
  • A4 – Sigh (2:07)
  • A5 – On The Face Of The World (6:50)
  • A6 – Heroe’s Return (4:07)
  • B1 – Airplay (3:15)
  • B2 – Calling (2:42)
  • B3 – Little Ricky (The Next Generation) (5:50)
  • B4 – Wild / Cold With Monotony & Trio (8:48)
  • B5 – The World War (0:30)
  • B6 – Chips (2:33)

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2026.07.06
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