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Arachnoid – Arachnoid (1979)

Arachnoid『Arachnoid』について

フランスの短命バンド、Arachnoidが残した唯一のアルバム『Arachnoid』は、1979年にオリジナル盤が出た作品として知られている。バンド名は脳を包む膜を指す言葉と、クモの仲間を示す言葉の両方にかかっており、その由来どおり、音の感触にも神経の細部を追うような構成と、実験的な発想が見える作品だ。

ジャンル分けではロック、スタイルとしてはプログレッシブ・ロック、エクスペリメンタル、アヴァンギャルドに置かれている。フランス産のダークなプログレッシブ・ロックの一例として語られることが多く、70年代後半のフランス勢らしい、演奏の切り替えと構成の細かさを持つ一枚という位置づけになる。

作品の位置づけ

Arachnoidは、短い活動期間の中でこの1枚だけを残したバンドだ。バンドは管理面の不足もあり、1978年6月に解散したとされる。つまりこのアルバムは、活動の集大成であると同時に、バンドの全体像を知るほぼ唯一の手がかりでもある。

収録内容の詳細な曲名情報はここでは触れないが、作品全体としては、当時のフランス・プログレに見られる、組曲的な展開や、楽器同士のぶつかり合いを重視した作りが想像しやすい。英国の同時代プログレと比べると、より硬質で、実験寄りの進め方を取るフランス勢の流れに置けそうな存在だ。

1988年盤について

手元の盤は1988年のフランス盤で、インサート付き。片面にはグループストーリー、もう片面にはMuseaの製品案内が載っている仕様だ。こうした再発盤では、音源そのものに加えて、当時のバンド紹介やレーベル資料が付くことで、作品の背景をたどりやすくなるのが特徴だ。

オリジナル盤が1979年、こちらの盤は1988年という区別になる。作品そのものは70年代末のフランス・プログレの文脈に属しつつ、1980年代の再発によって改めて流通した、という見方がしやすい。

メンバー

  • Patrick Woindrich
  • Marc Meryl
  • François Faugieres
  • Bernard Minig
  • Pierre Kuti
  • Nicolas Popowski

まとめ

『Arachnoid』は、フランスの短命バンドが残した唯一作であり、70年代末フランス・プログレの一断面を示すアルバムだ。バンド名の由来まで含めて、頭の中の感覚や神経の動きに触れるような方向性が意識されているように見える。派手なヒット曲で押すタイプの作品ではなく、アルバム全体の流れで個性を伝える一枚として捉えやすい。

トラックリスト

  • A1 – Le Chamadère (13:57)
  • A2 – Piano Caveau (7:24)
  • A3 – In The Screen Side Of Your Eyes (4:04)
  • B1 – Toutes Ces Images / Segamisec Setout (8:15)
  • B2 – La Guêpe (8:44)
  • B3 – L’Adieu Au Pierrot / Final (4:00)

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2026.07.02
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