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Fuzzy Duck – Fuzzy Duck (1971)

Fuzzy Duck『Fuzzy Duck』について

Fuzzy Duckは、1970年にロンドンで結成されたイングリッシュ・プログレッシブ・ロック・バンドだ。1971年にシングル2枚とアルバム1枚を残し、ほどなく解散している。バンド名そのままを冠したこの『Fuzzy Duck』は、彼らの唯一のアルバムとして知られる作品で、70年代初頭の英国プログレ周辺の空気をそのまま閉じ込めた一枚という位置づけになる。

作品の概要

本作は1971年のオリジナル盤をもつ作品で、ここで扱う盤はMAMから出たオリジナル盤をもとにしたブートレグ盤だ。収録内容そのものは、バンドが短い活動期間の中で残したスタジオ録音を中心にしたものとして理解されている。

メンバーはPaul Francis、Grahame White、Roy Sharland、Mick Hawksworth、Garth Watt-Roy。ギター、オルガン、リズム隊が前に出る編成で、当時の英国のハード寄りプログレやブルースロックとも接点のある顔ぶれだ。

音の特徴

実際に聴くと、サウンドの芯はオルガンとギターにある。リズムは前へ押し出すタイプで、演奏の密度が高い場面と、少し間を取る場面の切り替えがはっきりしている。70年代初頭の英国プログレに多い、長大な組曲志向というよりは、ロックの推進力を残したまま展開していく手触りがある。

同時代の文脈で見ると、Jethro TullやAtomic Rooster、あるいはハードロック寄りの英国プログレと並べて語られることがあるタイプのバンドだ。とはいえ、大きな成功を収めたグループではなく、アルバム1枚とシングル2枚で終わった点に、この時代のローカルなバンドらしさも出ている。

アルバムの位置づけ

『Fuzzy Duck』は、バンドの活動期間そのものを示す記録としての意味合いが強い。代表作というより、短命だったバンドが1971年に残した唯一のフルアルバムとしての存在感が大きい。英国プログレの大きな流れの中では、メジャー級の名盤群の陰で語られることが多いが、当時の空気を知るうえでは押さえやすい作品だ。

リリース面について

この盤はブートレグ盤で、オリジナルはMAMからのリリースになる。オリジナル盤と比べると、ブートレグ盤ではレーベルや流通の性格が異なるため、コレクション上の位置づけは変わる。作品そのものは1971年のアルバムとして扱われる。

まとめ

Fuzzy Duckの『Fuzzy Duck』は、短い活動歴の中で残された唯一のアルバムであり、英国初期プログレの一断面を示す作品だ。オルガン主体のバンド・サウンド、ロックの推進力、そして1971年という時代のまとまりが、1枚の中に収まっている。

トラックリスト

  • A1 – Time Will Be Your Doctor (5:06)
  • A2 – Mrs. Prout (6:45)
  • A3 – Just Look Around You (4:20)
  • A4 – Afternoon Out (5:20)
  • B1 – More Than I Am (5:30)
  • B2 – Country Boy (6:00)
  • B3 – In Our Time (6:49)
  • B4 – A Word From Big D (1:51)

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2026.09.29
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